【イラスト比較】デジタルイラスト描き続けると本当に上手になるのか?上手になるポイントも解説

2023年5月1日

小さい頃からイラストを描くことが好きなsay(せい)です。

現在TwitterやYouTube、Instagramなど様々なSNSで見かけるイラスト。あんなに上手に描けたらどれだけ幸せか・・・

かくいう私も(一応)イラストを描くことができて、このブログでもオリジナルイラストを使用しています。まだまだ大きな声で「イラストレーターです!」と言えるほど上手ではないものの、少なくとも人よりは絵が描けると自負しています。

そんな私が、以下にしてイラスト(主にデジタルイラスト)を上達させたのか?

今回は「デジタルイラストを描き続けると上手になるのか?より早く上達するためには?」を私なりに考えてみました。

これからデジタルイラストを描き始める方や、なかなか上達しない方の参考になれば幸いです。

say(せい)

アニメや漫画、特撮が好きな20代女性。小学生の頃、人気少女漫画誌「ちゃお」をきっかけにイラストを描き始める。現在はブログのイラストだけでなく、オリジナル漫画や小説を執筆中。とにかくピンクが好き。

デジタルイラストって難しい?

近年デジタルイラスト(PCなどの電子機器でイラストを描く)が当たり前になりました。私も記憶を遡れば、小学生・中学生くらいからデジタルでイラストを描いていました。

が、紙に描く時とは全然違って全く思い通りに描けない・・・

say(せい)

ペンタブやiPadがあれば簡単に描けると思ってたのに!

理由はいくつかあります。

  • 紙に描く時とは異なる動作が多い
  • 機能が多い
  • 上手な人と比較しがち

紙に描く時とは異なる動作が多い

ペンタブなら、手を動かしながら下ではなく前を見ます(PC画面を見るため)。液タブやiPadは下を向くから、少しは思い通りに描けると思いますが、とにかく紙に描くときとデジタル機器でイラストを描くでは、動作が変わります。

描き慣れないということが大きな要因だと思います。

機能が多い

「レイヤー」「乗算」とか聞いたことあるでしょうか?

デジタルイラストの描き方を紹介する記事や動画では、このような機能が使われています。正直わからない・・・

ペンにも種類がたくさんあるし、迷ってしまうのもわかります。

上手な人と比較しがち

早く上手になりたい気持ちはわかりますが、いきなりハードルをあげると躓きやすいです。上手な人は自身の技術に加えて、機能をフル活用するので、正直ついていけないです。

実際に比較してみた

ここで私のイラストの歴史をお見せしようと思います(とても恥ずかしいのですが、参考資料として・・・)。

あまりにも古いイラストは手元になかったので、5年くらい前のイラストになります。

スマホでイラストを描き始めた頃

電車の中、指でイラストを描く女子高生を見かけたことをきっかけに、スマホでイラストを描き始めました。ただ手で描くよりも、タッチペンで描くほうがおすすめです。個人的におすすめなタッチペンはこちら↓

ペン先がプラスチックの円盤になっており、真ん中の軸がゴムになっています。これ見た目は謎ですが、すごく描きやすいのでおすすめです。一般的なタッチペンだと、反応が悪かったり、どこにペン先がついているかわかりにくいのですが、透明なプラスチックのおかげで見やすいし、しっかり反応してくれるという驚きの商品!(実際リアルの友達に布教しました!)

インターネットで目の描き方を調べたとき(2017)

デジタルイラストの醍醐味は「アニメ塗り」「カラー」だと思っていた頃、キラキラな目を描きたくて調べて描いていました。当時のイラストの中では上手でした。

色塗りはテキトー。目だけ頑張ってた

アニメ塗りとか難しくて、水彩ペンでぐりぐりテキトーに色を載せることが多かったです(もともとアナログでも色塗りが壊滅的でした)。

簡単なイラストに走りがち(2018)

素材とか利用するとそれらしく描けることもあり、以下のようなイラストの方が描きやすかったです。

女の子の色以外素材。味はあるけど・・・

こういう絵も好きですが、目指しているのが「アニメキャラ」ということもあり、いくつか描いていましたが、なかなか難しいし、集中力も続かないことが多かった私。

iPadでイラストを描き始めた頃

画力は変わらない(2019~2020)

iPadになってから、紙のように描けるから上達したのかというとそんなこともなく・・・

上手く描けないとイライラするので、結局は落書きすることが多かったです。

iPadが大きくて描きやすい。塗り方は変わらず雑塗り

色を勉強し始めて・・・(2021~2023)

そんな私に転機が訪れました。それは「色彩検定」の資格取得です。

これをきっかけにイラストがかなり上達しました。理由は「色を意識するようになったから」です。

今までは闇雲にイラストを描いていたのですが、色彩検定で色の勉強をすると、「ここはこの色がいいかも」と少し意識するようになります。

影に使う色とかだいぶ変わった。線画も上達

またこの頃に漫画の投稿を始めたこともあり、これまで以上にイラストを見る・描くことが増えました。やっぱりたくさん観察して、描いてみることがイラストの1番の上達方法なのかもしれません。

↓ 私の漫画はこちらから読むことができます

少しでも早く上達させるには?

よくイラストを上達させるには、とにかく描くしかないと思われています。

もちろん描き続けることで上達することは確かです。しかし、ただ闇雲に描き続けても疲れるだけ・・・

これまでの成長を分析すると、長期間描き続けるよりも以下のような方法が良いのかなと思いました。

描きやすい環境を整える

一番難易度が高い(費用がかかるから)ところですが、ここが違うだけで進捗も変わります。

私の場合、以下の準備が必要だと考えました。

  • iPad(なければ普段使っているスマホ)
  • タッチペン
  • お絵かきソフト

スマホや、ペンタブを繋げてPCで描いてもいいのですが、iPadの方が使いやすかったからです(液タブはわかりません・・・)。値段がするので、まずはスマホでイラストを描いても問題ないです。

指で描くよりもタッチペンがおすすめです。またイラストを描くのにソフトが必要なので、そちらもダウンロードしておきましょう。

好きなイラストのトレス

自分の中で好きなイラストやキャラクターがあれば、これをトレス(書き写すこと)をすると良いです。

お気に入りの画像を保存して、一番下のレイヤーにします。その上に新規レイヤーを出してなぞるだけ。

色も画像からスポイトで抽出して塗ってみてください。どんな色がどこで使われているかわかります。それに、自分の好きなキャラが、完成していく姿は圧巻ですよ!ワクワクします

一回試してみるだけでも、その絵の癖がわかると思うので、そのあとはその描き方・塗り方を真似して描いてみましょう。

あくまで練習用です。どこかにアップしたり、販売はしてはいけません

完成させる

イラストを描くのは時間がかかるため、描き途中になりがちですが、最後まで描きましょう。

もちろん完成はあなた次第ですので、どのタイミングで終わらせても構いません。

いろんな絵を観察する

イラストを見ながら「こう描いてるんだ〜」と観察すると、インプットが増えますので、次イラストを描くときに試すことができます。

最後に

イラストを上達させるには、やはり継続だと思います。ただ時間をかけるだけではなく、描き方の癖や特徴を理解することで、さらに上達が早くなります。

そのため日頃からいろんなイラストを観察して、良いなと思ったところは取り入れてみましょう。

「継続は力なり」

と言います。ただ楽しくないと続かないので、無理に続ける必要はありません。描きたくなったら描く方が、イラストは結構上手に描けることが多いです。リラックスが大事!

少しでも参考になれば幸いです。