【ネタバレ感想】アニメ「エスケーエイト」は熱いスケボーアニメだった【おすすめシーン】
こんにちは。ゲームのストーリーをまとめて見てます、say(せい)です。
当時放送されていても、「とりあえず忙しいから、今回はパスするかー」と見るのを後回しにすることありませんか?私は結構あります。そしてそういう作品に限って、後々見ることはないっていう(映画とかあるあるですよねー)・・・
そんな中、「見てみるかー」と決意し実際に見た結果、面白くてロス(作品が終わってしまって、悲しくなる気持ち)したアニメがあります。それが、テレビアニメ「SK♾️(以下、SK8)です。見終わって、今も興奮冷めやらぬ気持ちです。
「SK8」は2021年に放送された、スケートボードをテーマにしたアニメです。
すでに2022年には新作アニメとOVAの制作が決まりました。作品の人気が伺えます。
今回はSK8の全体的な感想になります。視聴する前と後の印象の違いや、胸熱ポイントを語りますので、少しでも共感してくださったら嬉しいです。
一部ネタバレを含みます。苦手な方は、ご注意ください。
「SK8」とは
「SK8」とは、内海紘子さん×大河内一楼さん×ボンズが送る、スケートボードをテーマにしたアニメ。スケボーに青春をささげる二人の少年を中心に物語は繰り広げられます。
アニメ「Free!」でご活躍した内海紘子さんと、アニメ「コードギアス」「水星の魔女」で話題の大河内一楼さんという、私得のタッグすぎる!
あらすじは以下の通りです。
「そのとき俺は確かに見たんだ。この沖縄に舞う、白い雪を─…」
スケートボードが大好きな高校二年生・暦がハマっているもの――
……それは"S"。
「S」とは、閉鎖された鉱山をスケートボードで滑り降りる
ルール無用の危険な極秘レースだ。
中でも、そこで行われる「ビーフ(決闘)」に
多くの人々が熱狂していた。暦はカナダからの帰国子女で
転校生・ランガを「S」に誘う。
スケートボードに乗ったことのないランガだが、
「S」の熱狂は構わずランガを巻き込んでいく。裏の顔を持つ個性豊かなスケーターたちと繰り広げられる、
https://sk8-project.com/introduction/ より引用
サイコーでアツいスケボーレースバトル×無限の可能性が今、
ここに始まる──!!
視聴する前の印象
放送当時から気になっていたSK8。
- 作画が綺麗だった
- スケボーという珍しい競技をテーマにしている
- 気になるキャラや声優さんがいた
作画が綺麗だった
なんといっても作画が美しい。キャラクター一人一人が繊細に描かれていることもさることながら、背景が好きでした。
スケボーをイメージさせる落書きのような、ペイントが印象的です。
スケボーという珍しい競技をテーマにしている
当時スケボーがブームだった記憶があります。若いアスリートが次々とメダルを獲得していました。
その影響もあり、テレビで特集が組まれるなど、一種の話題な競技であったスケボー。
まさかアニメになるとは思いませんでした(実際アニメは超次元的なシーンも多いので、リアリティはそこまで高くない)。こりゃ気になるよー
気になるキャラや声優さんがいた
お恥ずかしながら、完全に好みの話をしていきます。
実は主人公の一人である「暦(レキ)」のデザインが、ドンピシャで好みだったんです。赤毛のツンツン頭でヘアバン、制服の下にトレーナー・パーカーを着ているスタイルが、個人的に好きなキャラデザでした(場合によって、ズボンの裾を片足だけ上げている感じも良かった)。
よく自分のオリジナルキャラクターでも、この手のキャラを作りがちです・・・
また本作に登場する「ジョー」の声優さんが松本保典さんという!
松本さんといえば今はサザエさんのノリスケさんのイメージがありますが、個人的には「太陽の勇者ファイバード」の主人公である火鳥勇太郎が思い付きます。火鳥兄ちゃんが大好きなんです・・・
そんなイメージの松本さんが、まさかのSK8に出ていると知ってびっくり!若い女性向けの作品に出演しているイメージがなかったので、本作に出演すると知って・・・もう驚きで開いた口が閉まりませんでした。
SK8を視聴し終わって
一言で言うと「熱いスケボーアニメ」という印象でした。
主人公たちがスケボーにのめり込む中、大切な仲間という存在に気づくというストーリーは、王道ではあるもののやはり熱い!
やっぱり楽しい方がいい!
主人公の一人「暦(レキ)」が何度も口にする「スケートは楽しい」というセリフ。楽しいからやっているんだという思いは、何度も彼のピンチを救ってくれました。
好きなことをやる・続けるって楽しいことばかりじゃないです。実際に彼も、もう一人の主人公「ランガ」の才能に嫉妬し、落ち込むことがありました。でも、結局は「楽しい」からやめられない。そんな思いを強く感じました。
多分スケボーだけでなく、何か好きなことを続けているすべての人に共通するのではないでしょうか。
- 第2話 『はじめてのサイコー!』 より 「スケートは無限なんだ」
- スケボー好きな「暦(レキ)」が初心者「ランガ」に放った言葉
- スケボーはいつどんな時にもできる、無限の楽しみが詰まっているという意味が込めらる
- のちに「ランガ」からこの言葉を聞くことがあるので、覚えておくとより感動する
- 第11話 『キングVSザコ』 より「こっちの方が楽しそうだ!」「やっぱスケートって超楽しい」
- 「暦(レキ)」と「愛抱夢(アダム)」のビーフ(決闘)。圧倒的な強さの愛抱夢(アダム)の前にピンチだった彼は、どうしたら切り抜けられるのか模索する
- その結果、まさかの「崖を飛び降りる」という大胆な方法を選択する
- 彼の表情、セリフ、見えた景色に注目してほしい!
- 第12話 『俺たちの無限大』 より 「スケートは楽しい」「Are you having fun? My son?」「Of course. Dad」
- 「ランガ」がゾーンに入ったことで我を忘れた時、改めてスケートの楽しさに気づいた瞬間
- その瞬間、残像の父が(おそらく当時言われたのだろう)「楽しんでるかい?」という言葉に返答するシーンにうるっときてしまった
一人じゃない!
ダブル主人公である「暦(レキ)」「ランガ」はお互いがかけがえのない存在、いわゆる大切な仲間になっていきます。
その度に立ちはだかるのは、孤独を生きるスケーターたち。
才能ゆえに周りの嫉妬や妬みにより孤立してしまった「MIYA」や、虐待に近いような英才教育を受け、唯一の楽しみや仲間を結果的に失ってしまった「愛抱夢(アダム)」。
彼らも主人公たちとスケートを滑ることで、仲間の大切さやスケボーの楽しさを思い出し、次第に和解していきます。
そこが「仲間」という絆の大切さを感じさせてくれて、胸熱でした。
- 第3話 『望まない勇者』 より「俺たちはお前の前から、ぜってーいなくならねぇ」
- 「ランガ」に敗北した「MIYA」。彼が一人で戦ってきた理由が明確になる
- その際「暦(レキ)」が放ったセリフ
- のちに落ち込みモードになる「暦(レキ)」に、「MIYA」が投げかけるセリフもここを理解していると、より切なくなる
- 第9話 『あの時、俺たちは特別だった』 より「ランガーー!!」
- 才能の違いからすれ違ってしまった「ランガ」と「暦(レキ)」
- 「ジョー」とのビーフ(決闘)で消失状態になった「ランガ」に、「暦(レキ)」が喝を送る
- 第12話 『俺たちの無限大!』 より「滑ろう、一人じゃ楽しくない」
- 「ランガ」VS「愛抱夢(アダム)」の最終決戦
- 異次元のスケートを滑る中、仲間や楽しさを武器に滑る「ランガ」と、孤独や勝利に執着する「愛抱夢(アダム)」
- その際に「ランガ」が「愛抱夢(アダム)」に放つセリフと、その時の「愛抱夢(アダム)」の表現に注目
- また、周りの仲間や観客が盛り上がるシーンも白熱します
単純にビーフ(決闘)が熱い
本編では「ビーフ(決闘)」という、決められたコースを滑り降りるタイマン型のスケボーがメインになっています。こちらなんと「攻撃妨害あり」となっており、爆竹や殴り合いもOKという無法地帯・・・これが物語を熱くさせました!(実際は危ないのでダメだと思いますが)
- 第1話 『熱い夜に雪が降る』 より「ランガ」VS「シャドウ」
- スケボー初心者である「ランガ」が悪役スケーター「シャドウ」とビーフ(決闘)をすることになる
- スノボー経験者の「ランガ」は自身の足とボードをテープで固定し出場
- クラッシュする勢いのまま、スマートにコーナーを曲がったり、最後のジャンプは見どころ満載
- 第4話 『愛のマタドール、愛抱夢』 より「暦(レキ)」VS「愛抱夢(アダム)」
- 「MIYA」への侮辱を取り消すために、「暦(レキ)」は「愛抱夢(アダム)」にビーフ(決闘)を申し込む
- 圧倒的強さを見せる「愛抱夢(アダム)」に、ほぼ敗北状態の「暦(レキ)」だったが、「MIYA」直伝の特訓の成果を見せつけることに成功する(第3話を見てから見ると、余計ここが盛り上がる)
挿入歌が絶妙すぎる
なんといっても挿入歌のタイミングが絶妙で、感動してしまいました。
主に二つの挿入歌があり、それぞれ「暦(レキ)」と「ランガ」のテーマソングとなっております。
ピンチからの逆転の瞬間に流れるテーマソングに、感動しない人はいないはず!
熱くなります!!
作画からの表現力がすごい
もちろん声優さんの演技も素晴らしいのですが、なんといっても表現方法が本作の素晴らしさを加速させています。
瞳に映る姿、一人立ち尽くす時の街灯の点滅など・・・
作画から心情を表現できることに感動してしまいました。
個人的に口の動きの細かさに、どことなくセクシーな印象を受けました(ほぼ、愛抱夢(アダム)を一人指ししてるかもしれない笑)
こんな人におすすめ
私なりに「こんな人は楽しめそう」「こういう人は向いてないかも」というものをまとめました。私の感想を見て興味を持った方の参考になれば幸いです。
こんな人におすすめしたい
- 青春や仲間の絆に燃える人
- 多少の暴力に耐久のある人(無法地帯ゆえ)
- イケメンが見たい人
- 綺麗な作画に興味がある人
一番は「仲間と一緒に応援したい」という気持ちが強い人に向いていると思います。一緒に盛り上がったり、喜んだりと、スポーツにめり込むことが好きな人はきっと楽しめると思います。
また登場人物がほぼ男性であり、かつ女性向けに繊細なデザインなので、「イケメンが見たい」という方にもおすすめできます。
ただ無法地帯のバトルゆえに、痛々しいシーンもないわけではないので(グロくはない)、暴力が苦手な方はお気をつけください。
こんな人にはおすすめできないかも
- リアリティのあるスケボーを見たい人
- 超次元的なバトルに冷めてしまう人
- 女性の活躍を期待する人
まずリアルのスケボーとは違うため、どうしても「こんなの現実的におかしい」と冷めてしまう人にはおすすめできません。なぜなら後半からは異次元的なバトルになってしまうからです。
素直にフィクション、一種のアクションとして楽しめる方におすすめできます。
また女性のキャラクターがとても少なく、あまり活躍がありません。「女性が見たい」という方には不向きでしょう。
本当は年齢性別関係なく見てほしい
最後は私の気持ちですが、正直もっといろんな人に見てほしいなと思いました。
絵柄がどうしても女性向けということもあり、なかなか男性には注目されにくい気がしています。ただ内容は本当に「仲間」「絆」「青春」なので、年齢性別関係なく熱くなれる作品であること間違いなし!
中にはBLやブロマンス作品と勘違いされる方がいらっしゃいますが、そんな要素は微塵もありませんので、そういうジャンルが苦手な方にもおすすめできます!
最後に
今回は「SK8」と視聴し終わった私が、感想やおすすめポイントをまとめた記事でした。
見終わった後、名残惜しい気持ちになったので(いわゆるロス)、早く最新情報が欲しい気持ちでいっぱいです。
この記事を読んで、少しでも「SK8」に興味を持って視聴してくださる方が増えてくれたら嬉しいです。またそれがその人の楽しい時間を作ってくれたら、もっと嬉しいです。
またすでに見ている人に共感してもらえたら嬉しいです。
最後まで閲覧してくださり、ありがとうございます。