【感想】夢と仲間を持つことの大切さがわかる話【ロミオの青い空】
こんにちわ!
大人になっても児童本を読み漁ってます、ゆーです。
というのも児童本って、大人になって読むと違う印象を受けるんですよね。例えば、忘れていたことや大切なことを学んだり。。それは、本に限らずアニメーションにも当てはまりますね。
ということで、今回は私が大人になって観た・読んだ作品の中で、本当におススメしたい作品「ロミオの青い空」について書こうと思います。
同作品は、2022年3月にはミュージカルが上演されるなど、未だ色褪せない名作になります。
本記事では、一部、作品のネタバレが含まれております。ネタバレしたくない方は、閲覧をお控えください。
「ロミオの青い空」とは
「ロミオの青い空」は、1995年にフジテレビ系列で放送していた「世界名作劇場」シリーズの1つです。「世界名作劇場」シリーズといえば、「フランダースの犬」や「赤毛のアン」などのアニメーションでも有名ですね。
(ざっくりと)ストーリー
主人公のロミオが「煙突掃除夫」となるところから始まります。「煙突掃除夫」とは、煙突の掃除する人たちのことです。煙突は、空に伸びており高く、幅は狭い。しかも中は煤だらけなのですから、転落死や肺の病気になることも容易に考えられますよね。そんな過酷な仕事をすることになったロミオですが、ある日、一人の少年アルフレドに出会います。そこから物語が進んでいくのですが…。
【原作】リザ・テツナーの「黒い兄弟」
原作は、リザ・テツナー作の「黒い兄弟」になります。主人公の名前が「ジョルジョ」であったり、ストーリーも「ロミオの青い空」と若干異なる内容となっております。なにより、人身売買や少年労働といった苛酷な状況が描かれているのが特徴です。
読むタイミングとしては、「ロミオの青い空」の視聴後がオススメです。ただ、気分が悪いとかネガティブな状態のときは避けたほうがいいと思います。あまりにも子どもたちが可哀想で、むしゃくしゃしますので。。
中々刺激的な話ではありますが、本のジャンルとしては児童書になります。ですが、私としては、子どもだけでなく、大人にも読んでいただきたい作品になります。
【微ネタバレ】私が感じたこと
「ロミオの青い空」に触れて、私が感じたことは2つです。
それは
- 「夢」を持つことのすばらしさ
- 「仲間」を持つことの大切さ
です。
「夢」を持つことのすばらしさ
突然ですが、皆さんには「夢」はありますか?子どもの頃は、あんな夢やこんな夢があったなーでもいいです。例に漏れず、ロミオの友人、アルフレドにも「夢」がありました。それは「誰もが自由に学べる時代を作ること」です。現代では当たり前のことでも、当時の子ども、特に彼らのような過酷な環境で生活する人たちにとっては、当たり前ではないわけです。
その「夢」について語るシーンのアルフレドはとても生き生きとしています。やはり「夢」というのは生きる原動力になるのだと感じられますよね。実際、子どもが「夢」を持たなくなったら、とても悲しい世界になると思います。
たまに、世の中の「当たり前」は誰かの「夢」が叶った結果ではないかと思うことがあります。そしていつか、その「当たり前」を作ったのは、他でもないあなたになる日が来るかもしれないといことも。。
そのために、「夢」を持つこと、それに向かって努力することを忘れないでください。
「仲間」を持つことの大切さ
物語の中盤で、ロミオたち煙突掃除夫は「黒い兄弟」というチームを結成し、狼団と呼ばれる子どもたちと闘う場面が見られます。「ロミオの青い空」では、その闘いが物語の重要なシーンになるわけですが、すごく素敵だと思いませんか?
誰かが困っていたら、仲間が助けてくれる。もちろん世の中には、自分で解決すべきことも沢山あるとは思いますが、一人ではどうすることもできないことだってあります。そんなとき、仲間がいてくれたらいいですよね。また、誰かに手を差し伸べる勇気というやつは、なかなかわいてくるものではないですが、それが仲間なら、、と逆の立場でも考えてみると、これまた素敵なことではありませんか。
ついつい自分の人生にはそんな仲間っていたかなー?と改めて考える良い機会にもなったわけであります。
最後に
私が感じたこと以外にも、様々な感情・考え方があると思います。ぜひ、子ども達は、ロミオたち煙突掃除夫の皆から、大人の方は、ジョルジョ達を取り巻く大人たちから読み取ってみてはどうでしょうか?
もちろん難しく考えず、ストーリーを楽しむだけでも十分です。
一人でも多くの方が、この名作「ロミオの青い空」を知ってくださればうれしく思います。
では、次の記事でお会いしましょう!
さいならー👋