【考察】ノイエ銀英伝は令和の若者でも楽しめるのか?
大人になって映画館で映画を見ることが増えたのですが、最近は月1で通っています、ゆーです。
なぜ映画館に通うことが増えたかというと、とあるアニメ映画が放映していたからなんです。
そのアニメーションとは「銀河英雄伝説 Die Neue These(以下:ノイエ銀英伝)」です。
「銀河英雄伝説」とは
「銀河英雄伝説」とは、「アルスラーン戦記」や「創竜伝」でも有名な田中芳樹先生によるSF小説です。1982年11月に第1巻が発売されて以来、映像・漫画・舞台化などさまざまな媒体で、今もなお愛され続ける名作になります。
遠い未来の銀河では、“専制政治”と“民主主義”という2つの異なる政治体制を持つ二国、「銀河帝国」と「自由惑星同盟」が存在し、150年にも渡り戦争を続けていた。そんな両国にそれぞれ生まれた「常勝の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムと、「不敗の魔術師」ヤン・ウェンリーが邂逅することで歴史が動きだす…。
あらすじだけだと少し難しく感じる方もいるかもしれないので、もっとざっくり説明すると
「銀河帝国」と「自由惑星同盟」の2つの国に生まれた天才たちが激突する
という感じです(かなりざっくりしていますので、ご容赦を…。)
若者が銀英伝に取っつきにくい理由
現在は「ノイエ銀英伝」の影響もあり、なんとなく作品について知ってる若者は多いと思います。ただ、映画館に行くと、30歳以下の未成年が少ない印象を受けます。(この表現は、銀英伝好きならわかるはず!)
ここでは若者である私なりに、銀英伝が取っつきにくい理由も考えてみました。
(ホントは、1度でいいから読んでみて!観てみて!と言いたいところですが…。)
他のアニメよりも難しそう
本記事のあらすじで、ざっくりとしたストーリーを書かせて頂いたのには理由があります。それは、ストーリーに登場人物とか国などの固有名詞が出てきたり、若者がなかなか関心を持てない政治が絡んでくると、読む気力が低下するからです。
そんなことで?と思う大人の方は多いかと思いますが、活字を読む機会が学校の授業くらいしかないデジタル社会に生きる学生からすると、数学の文章題でも頭に入ってこないんですよ。
こんなに面白い作品なのに、ストーリーが入ってこないことから気軽に観れないのが難易度を高くしているのかもしれません。
歴史ある作品なので、新参者が入りづらい
歴史ある作品ですと、やはり感じるのは年齢層です。興味を持っても、周りに同年代のファンがいない、少ないというのはなんとなく肩身が狭いです。それなら流行りのアニメを見た方が、周りと会話できるしラクだなーと感じます。
「ノイエ銀英伝」自体が面白いのかわからない
現在放映されている「ノイエ銀英伝」自体が面白いのか?と鑑賞する前に感じている若者もいるのではないのでしょうか?
というのも、銀英伝は30年以上もの歴史があり、さまざまな媒体で展開されています。特に銀英伝といえば石黒昇監督のOVA「銀河英雄伝説」が有名ですよね。やはり過去にレジェンド級の作品が展開されていると、ノイエは劣ってしまうのか?でも昔の作品を見直すのも(特に石黒版銀英伝は話数が多いのもあり)大変だとか考えてしまい、やはり見る機会を無くしてしまうのだと思います。
でも面白いから観てほしい!
若者が銀英伝を取っつきにくいと感じている理由は、以下が考えられます。
- 他のアニメよりも難しそう
- 歴史ある作品なので、新参者が入りづらい
- 「ノイエ銀英伝」自体が面白いのかわからない
それでも私は、銀英伝という作品を若者にも観てほしいと思います。理由は簡単、私が面白いと感じたからです(笑)。
実際、私は銀英伝という作品に出会って、モノの見方や考え方などが一気に変わりました。今まで、いかにボーっと生きていたんだんだろうと改めて感じております。それくらい人生に影響を与えた作品なので、是非ひとりでも多くの若者に刺さったらと思い、本記事を書いているわけでございます。
したがって、上記の理由を「ノイエ銀英伝」で取っぱらっていけたらと思います。
キャラやナレーションが情勢を説明してくれる
「ノイエ銀英伝」ではOVAと同様にナレーションがあり、国家の現状や戦局などを理解しやすい工夫がされております。また、キャラクター同士の対話からも、思想や情勢がわかるようになっているため、難しい・理解できないとなることは少ないです。
ノイエ銀英伝は若者向けの作品になっている
歴史ある作品とはいえ、ノイエ銀英伝は2018年から放映された比較的新しい作品です。そのため、今の若者に馴染み深い作画や声優陣で構成されております。実際、声優から知った方や好きな制作会社が携わっていることから鑑賞している若者もいるのではないでしょうか。
また、最新の映画(激突編)では鑑賞していた半数が若者でしたので、完全にいないわけではないです。
なので、新参者でも比較的観やすい作品といえます。
ノイエ銀英伝は面白い
確かに原作小説ありきのアニメーションではあるし、OVAの完成度が高いのはありますが、ノイエ銀英伝はノイエ単体で楽しめるものになっております。先ほど、ノイエは若者向けの作品になっていると記述させていただきましたが、他にも若者にノイエ銀英伝を推す理由はあります。
まず、令和の作品なので若者でも理解できる表現が使用されていることです。原作だと登場人物がワープロを使用するシーンなんかが出てくるのですが、若者からすると(ワープロ?)となる人もいるかもしれないです。そういった人にも、そういった事前知識がなくても、映像で理解できるのがよいです。
また、この作品が現在進行形で放映されているのも、おすすめポイントになります。まだ本伝10巻中の3巻くらいしかストーリーが展開されいないので、現役で作品を楽しめるのがよいです。むしろ他の媒体で事前知識を得ず、ノイエ銀英伝だけで作品に触れることで、初見のワクワク感がこの先何年も感じられるのも強いです。
最後に
結論から申し上げますと、
ノイエ銀英伝は令和の若者でも十分楽しめる作品である
という印象を受けます。
YouTubeの「松竹チャンネル/SHOCHIKUch」では、ノイエ銀英伝の振り返り動画や予告が公開されております。少しでも気になった方は、是非YouTubeを覗いてみてはいかがでしょうか?
また9月には、フォースシーズン「策謀」が劇場で放映されることが決定しております。最新作であるサードシーズン「激突」は、U-NEXTほかAmazon Video、dアニメストア等で配信しております。今からでも間に合いますので、是非ご鑑賞いただければと思います。
拙い文章ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。
では、次の記事でお会いしましょう!
さいならー👋