【知識0】原作知らなくても面白い「外伝」漫画3選
このところ、古い漫画や作品に触れる機会が多い気がする、ゆーです。
いきなりですが皆さんは、漫画などの外伝を読んだりしますでしょうか?
最近でいえば、外伝である「呪術廻戦0」が映画化して大人気でした。
上記の作品は、名目上「呪術廻戦の外伝」扱いですが、(制作された順番もあり)外伝だけでも十分楽しめる作品でしたよね。
でも、正直「外伝」と聞くと本編がわからないと楽しめないイメージがありませんか?
安心してください。作品によっては呪術廻戦0のように、外伝からでも十分作品を楽しめる作品があるのも事実です。
今回は、私が読んだ漫画の中でも、比較的本編(または元ネタ)がわからなくても楽しめる「名作の外伝」を紹介しようと思います。
「外伝」をおススメする理由
なぜ、本編ではなく外伝をおススメするのか?フツーに本編をオススメすればいいのに…なんて思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん本編を知っている方がより楽しめるのはもちろんなのですが、ものによっては古くて見つからない、読みづらいと思ったことはありませんか?
名作と聞くけど、古くて本屋では売られていないから読めない。。そもそも絵柄が古くて読みづらい。。
そのような方には、本編よりも新しい外伝の方が、手に取りやすいし、読みやすいのではないかと考えたからです。
おすすめ① 「セインティア翔」
「セインティア翔」は、あの名作「聖闘士星矢」の外伝で、全16巻(完結)。
本作は、「聖闘士星矢」のヒロインで聖闘士が護るべき存在、城戸沙織(アテナ)の侍女として生きる聖闘少女(セインティア)のお話です。
本来、聖闘士は男性、もしくは女性であることを捨てたものにしかなれないのですが、この作品では処女神アテナのお世話役として女性のまま聖闘士になることを許されたもの、セインティアという存在がいた、という世界線になります。
ざっくりとしたストーリーとしては、主人公の翔子が、自分の代わりに敵に乗っ取られた姉の響子を救うべく、アテナのセインティアとして、仲間とともに敵と戦うお話です。
見どころ
本作を一言で表すなら、「美少女戦士セーラームーンのような構成・バトルもの」という感じです。
私は、セーラームーンが幼少期からずっと好きなものでして、読んでてすごい引き込まれました!
所詮、女性バトルものでしょ?と思った方は、だまされたと思って読んでみてください。セインティアは、一応聖闘士の一味なので、バトルスタイルは基本拳同士のぶつかり合いです。また、仲間との絆やアテナを護るという使命感。どれをとっても最高です!
また、「聖闘士星矢」が好きな方にもオススメなのは、あの人気キャラや不遇キャラがわんさか出てきます(笑)。そういった意味でも楽しめますが、メインはセインティアになりますので、比較的、初心者向けの作品(単体で楽しめる作品)になります。
個人的には、作画が久織ちまき先生というのもポイントが高いです。幼少期に読んでいた児童文庫「パセリ伝説」のイラストを担当されてた方で、当時から綺麗なイラストを描く方で、とても印象に残っていました。そういった意味でも、私にとっては特別な作品のうちの1つです。
おすすめ② 「THE KING OF FIGTERS 外伝 -炎の起源-」
大人気格闘ゲーム「THE KING OF FIGTERS(通称:KOF)」の登場人物、矢吹慎吾が主役の外伝で、全2巻(完結?)。
KOFとは本編の中でいう格闘大会の名前ですが、この外伝ではその大会はあまり重要ではありません(なので知らなくてもOKです)。
本作は、KOFの主人公、草薙京の自称弟子である慎吾が、憧れの炎を使って怪物退治をしていた鎌倉時代にタイムスリップし、京や京のライバルである八神庵のご先祖様と出会ったことで物語が進みます。
見どころ
この作品、普通に少年バトル漫画としても、かなり完成度が高い作品になります。もともと慎吾というキャラが明るい性格(いいやつ)なのもあり、困ってる人をほっておけない、不利な状況でも諦めない・逃げないので、読んでいる側は、ついつい応援したくなるキャラクター像となっております。
また、タイムスリップものということもあり、過去の世界の住人が、現代の品や言葉を聞いてうろたえているのも面白いです(笑)。
本編で遊んだことのある方にもオススメなのは、タイムスリップ先でお世話になるのが京のご先祖ではなくライバルの庵のご先祖だというところです。そういった違いも楽しめるのではないのでしょうか。
KOFとは?草薙と八神(八尺瓊)とは?炎の色の違いとは?初心者でも、すべて物語で説明してくれるので、初心者でも読みやすい作品になります。
おすすめ③ 「真・魔王ダンテ」
「キューティーハニー」や「マジンガーZ」など数々の作品を世に生み出した永井豪先生の漫画「魔王ダンテ」の外伝。全8巻(完結)。
そもそも「魔王ダンテ」を知らない方が多いかと思いますが、この作品は、あの伝説の漫画「デビルマン」の元となった漫画です。(余談ですが、私、めちゃめちゃデビルマン大好きなんですよ(笑)。)
その「魔王ダンテ」を元ネタとして風我明先生が新しく描いたのが「真・魔王ダンテ」です。なので、あまり本編とのつながりはありません。(主人公も違うし…。)
本作品では、主人公の柾が、地球の先住民である悪魔の王「ダンテ」だとわかるところから始まります。そして悪魔たちは、新たに地球に住みついた「人間」を憎み、柾は「人間」との戦いに投じていく…。そんなお話になります。
見どころ
上記2作品と比べて20年以上前の作品ということもあり、めちゃめちゃ絵柄がエモいです!
ここ数年で80~90年代の漫画やアニメがバズってますよねー。そんな方にはもってこいかもしれません(笑)。
柾は実は悪魔であり、人間を滅ぼそうとなるわけですが、人間側には、勉学を共にした友人や家族もいるわけで…。なかなか難しい選択ですよね。みなさんだったらどうしますか?
この作品では、別の生命体同士が、この地球でどう生きていけばよいのか?本当に滅ぼしあうしかないのか?見方を変えれば、現代社会でも通ずるところもあります。そういった意味でも、少し考えながら読むと一味違うのかもしれません。
途中、脱線?した話が展開されますが、最終的には本筋につながってくるのでご安心を。
ただ本作品は、少しBL色の強い(当時でいうやおいみたいな)作品なので、苦手な方はご注意ください。
「外伝」のあとは「本編」を…
簡単にですが、私が読んで面白いと感じた外伝3選になります。
本記事から興味を持ち、外伝を読んでくださったなら、是非、本編にも触れてみてはどうでしょうか?
そして、本編を知った後に、再度外伝を読んでみると、また視点が変わって面白いと思います。
拙い文章ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。
では、次の記事でお会いしましょう!
さいならー👋