【ネタバレなし】「泡沫のユークロニア」のおすすめ攻略順や評価について【乙女ゲーム】

特典選びに悩み、なかなかゲームの予約ができないsay(せい)です。
ブロッコリーさんから発売された乙女ゲーム「泡沫のユークロニア」の続編(以下、FD(ファンディスク))が、2025年7月24日に発売決定しました。近年乙女ゲームのFDの制作が、かなり早い段階で決定する印象がありますが、こちらもその一つといったところでしょうか。
私もすでに本作をプレイ済みであり、FD発売を楽しみにしているファンのひとりです。実際にプレイしていた時は、ひとルート完了することに考察をするレベルでワクワクしていた記憶があります。
ただ、中には「自分に合うかなー」「面白いかな?」「難しそう・・・」など、なかなか始めるのに抵抗がある方もいらっしゃると思います。決して安いお買い物ではないので、口コミが気になる!その気持ちよくわかります。
そこでそんな方向けに「泡沫のユークロニアってこんなゲームだよ!」ということを、すでにクリア済みの私がまとめてみました。こちらの記事では、本作の全体的な評価やどんな人に向いているのかに加え、おすすめ攻略順のような「知っておくと便利な攻略情報」をお伝えしております。
これから購入してみたい方の参考になれば幸いです。またすでにプレイ済みの方も、新作発売まで一緒に振り返っていただけると嬉しいです!
あくまで個人的な感想です。また、できるだけネタバレしないように気をつけていますが、気になる方はご注意ください。
「泡沫のユークロニア」ってどんなゲーム?
「泡沫のユークロニア(以下、ユークロニア)」とは、2024年4月11日にブロッコリーさんから発売された乙女ゲームです。ゲームシステムはノベルゲームであり、選択肢を選びながら登場人物と恋愛を育んでいく仕組みになっています。

私は本作のキャラクターデザイン・原案を担当してくださった「RiRi」さんのファンですので、どうしてもプレイしてみたかった♡
攻略するにあたって知っておきたいこと

攻略について
基本情報に加え、実際にプレイした結果をもとに攻略についてご説明します。
- 攻略対象人数:5人(制限あり)
- プレイ時間:7〜9時間(初回)、6〜8時間(2回目以降)
- 各攻略対象とのエンディング数:2つ(「BEST END」と「BAD END」)
- 章の数:共通は2章、個人は7章、真相は5章
- 真相エンドの有無:あり
攻略対象とルート確定について
攻略対象人数は5名で、公式サイトで表紙を飾っている男の子たちです。隠し攻略キャラは存在しません。

2週目以降から登場するキャラクターはいますが、今回は攻略対象ではありません(攻略させてくれ・・・)
また攻略対象の中には一部制限が設けられています。
- 初回から攻略可能:淡雪、帷
- 特定の条件によって解放:矢代、依、露草
「依」は「淡雪」とのエンディングを迎えること、「露草」は「帷」とのエンディングを迎えること、「矢代」は「依」「露草」とのエンディングを迎えることで攻略可能になります(エンディングの種類は「BEST END」「BAD END」どちらでも構いません)。
また全ての攻略キャラの「BEST END」を迎えると「真相ルート」が解放されます。
ちなみに、1章で選んだ選択肢によって、「淡雪」「依」ルート、「帷」「露草」ルート、「矢代」「真相」ルートが決まるので、攻略したキャラのことを意識して選んでみましょう!
各恋愛エンドについて
各攻略対象とのエンディングは「BEST END」「BAD END」の2つあります。
どちらのエンディングに進むかどうかは、好感度によって異なります。そのため選択肢による好感度の調整が必要になります。
ただし選択肢の中には、選択した瞬間一発アウトの中途バッドエンドも含まれます。こちらは攻略キャラによって個数は異なるためご注意ください。
また「ユークロニア」のオフィシャルファンブックを購入して発覚した情報ですが、プレイ途中でも好感度によって「選択肢の個数」に変化があったりします。「好感度が足りないから、選択肢すら出てこない!」という状況になるのです!
そのため「どう頑張っても、バッドエンドになっちゃう・・・」という方は、好感度が足りないあるいはすでにドボン選択肢を選んでいる可能性があります。

おかげさまで、「淡雪」ルートを何度もやり直しました・・・
不安な方は「泡沫のユークロニア オフィシャルファンブック」の購入をおすすめします!画集にもなっているため、見るだけでも楽しいのでぜひ!(売り切れにご注意ください)
スチル回収について
スチルを全部回収するには、正しい選択肢を選ぶ必要があります。私の経験上、二つの恋愛エンディングをこなせば、基本的に全スチルを回収できました。そのため、そこまで難しく考える必要はなさそうです。

「BEST END」「BAD END」のどちらにもスチルが発生します!
プレイ時間について
プレイ時間に関してはいくつかのパターンで紹介します。
- 初回プレイで一つのエンドを見る場合:8〜9時間
- もう一つのエンドを迎える場合:1時間
- 2回目以降、他のキャラを攻略する場合:6〜8時間
- 真相エンドを完了する場合:4〜5時間
初回プレイの場合、全てのセリフを読むことになります。私の場合、セリフの読み上げが完了してからボタンを押しているため、そこも含めると「8〜9時間」ほどかかりました。
一度攻略したキャラのもう一つのエンディングを見る場合、既読スキップを利用しました。その結果「1時間」程度かかりました。エンドごとに異なる最終章のシナリオの長さが関係しています。

個人的な体感ですが、「BEST END」の方が気持ちシナリオが長い印象でした。
また他のキャラを攻略する場合、既読スキップを利用した結果「6〜8時間」ほどかかりました(あまり短縮できた感じがしない・・・)。これらの理由の一つとして「共通ストーリーの短さ」が挙げられます。共通シナリオが2章に対し、個人ストーリーが7章という構成です。そのためあまりスキップの効果はなさそうです。
真相エンドを迎える場合、「4〜5時間」ほどかかりました。真相ルートは5章しかないため、他のストーリーよりも比較的短かったです。
おすすめ攻略順
公式サイトでも、「ユークロニア」のおすすめ攻略順が公開されています。
実際に攻略した順番は以下の通りです。
帷→淡雪→露草→依→矢代(→真相)
それを踏まえた上で、もしプレイし直すのであれば以下の順番が良いかなと結論づけました。
帷→淡雪→依→露草→矢代(→真相)
「帷」をはじめにプレイすると世界観や用語が理解しやすい
私自身はたまたま選んだ選択肢の関係上「帷」からプレイすることになったのですが、今考えても正解だったなーと感じています。理由は「帷ルートをプレイすると、世界観や用語がわかる」からです。
本作ではオリジナルの世界観や用語に加え、彼らの価値観が我々とは少し異なります。そのため、これらを理解しておかないと、ストーリーが頭に入ってこない可能性があります。
そのため「淡雪」から始めてしまうと、時々「これってなんなんだろう?」という疑問が残ると感じました。
この原因はキャラが置かれた状況によって、見える世界が違うからだと思います。「淡雪」よりも「帷」の方が、この世界について興味があるため、知っている情報や出没エリアが多いのです。そのため「帷」ルートの方が、基本用語や世界観を理解するのに容易だと考えました。
「露草」のストーリーの方が真相に近い
ネタバレに関わるため詳しくは言えないのですが、「露草」がこの物語を理解する上で割と重要であるため、攻略制限のある「矢代」の前にプレイした方が良い気と判断しました。

お楽しみはとっておきたいし、何より真相に近い「矢代」ルートと合わせて読んだ方が理解しやすいよね!

ただ「淡雪」の後に「依」を攻略するのは、なかなか心が苦しい気もするけど・・・

・・・
「ユークロニア」の全体評価

実際にプレイした結果、「ユークロニア」の評価は以下のとおりです。
- 攻略キャラ ⭐️⭐️⭐️⭐️☆
- シナリオ ⭐️⭐️⭐️⭐️☆
- ゲームシステム ⭐️⭐️⭐️☆☆
- プレイ時間 ⭐️⭐️⭐️⭐️☆
解説します。
攻略人数はちょうど良い。ただ・・・
攻略人数が5人とちょうど良いのがありがたい。加えてそれぞれ立場が違うことから、「ユークロニア」という世界観を理解する上で役に立った印象でした。
ただ人によっては苦手意識を持つようなキャラも若干名いますので、万人受けする攻略キャラではないと思います(普段から乙女ゲームをする方であれば、許容できる範囲かもしれません。というか人によっては好きかもしれない・・・)。
また個人的に感じたのは「サブキャラが魅力的だった」ということです。攻略キャラが魅力的なのは当然ですが、サブキャラの方が下手したら好きな人が多いかもしれないと思いました。ですがあえて攻略できないからこそ、良さが引き立つのかもしれません。

これから発売されるFDでは、IFストーリーとして「サブキャラ」であった2人を攻略できるようになったみたいです!ありがたい!
シナリオは多少疑問点は残るが、比較的完成度は高い
シナリオの完成度の評価は難しいです。多分人によって感じ方が違うと思います。ただ私自身は結構楽しませていただきました。
多少疑問が残ったり、「この結末はちょっと盛り上がりに欠けたなー」という瞬間はありましたが、全体的に各ルートをうまくまとめた印象があります。
特に登場人物の考えや信念が、ルートを超えても変わらないところが良かったです。彼らが紡ぐ結果こそ変わりますが、彼らの考えや行動の意味に一貫性があると思いました。またルートによっては発生する事件が異なったのですが、犯人や手口は似通っていたため、そこまで違和感はありませんでした。
ゲームシステムは一般的なノベルゲームと同じ
ゲームシステムは、基本的な乙女ゲームと同じでした。そのため既読スキップや早送りもできたため、攻略時間の短縮につながったと思います。
ただ個人的にはもう少しミニゲーム要素があったら、差別化できたのかな?とも感じています。真相は知りたいけど、ずっと読むだけなのも退屈かもしれません・・・
プレイ時間もちょうど良い
プレイ時間も長すぎず短すぎずといった印象でした。一日フリータイムがあれば、最低でも1人は攻略できる計算だからです。
毎日1時間から2時間プレイするとしても、1週間あれば攻略できるため、早ければ1ヶ月くらいでクリアすることができます。

忙しい学生や社会人でも、コツコツプレイしていけば、ちゃんとクリアできる量なことがありがたい!!
どんな人に向いているか?

実際にプレイした私が、「こんな人におすすめ」「こんな人は苦手かも」を考えましたので、これから購入される方は参考にしてみてください。
- 和風系衣装が好き
- 蒸気機関をはじめとした近代科学テイストの世界観が好き
- スチームパンクな世界観を好む
- 天真爛漫な主人公に好感がある
- 細かい設定や用語に抵抗がない
- 登場人物の死に抵抗がない
- 善人ではないキャラの攻略に抵抗がない
- SFやファンタジーに抵抗がある
- 冷静な主人公を好む
- 矛盾点やご都合主義が気になりやすい
- 戦闘における血やけがを見るのが苦手
- まともなキャラしか攻略したくない
登場人物における抵抗感があるかどうか
まず主人公が結構幼い性格で天真爛漫なキャラです。
私もゲームを始めるまで知らなくて、キャラデザが大人っぽい印象だったので、てっきり冷静でクールな性格なのかと思っていました。実際はその逆で、私としてはありがたかったです。少し子どもっぽくてで一生懸命なキャラに感情移入したいタイプだったからです。
今回のギャップはプラスに働きましたが、人によっては「子どもっぽい言動にイライラする」「守られヒロインは嫌だ」という方はご注意ください。
また攻略キャラのほとんどはまとも(少なくとも信念があり、悪い人ではない)なのですが、約1名問題ありなキャラがいます。たぶん乙女ゲーマーであれば、一定数人気があるタイプだとは思います。ただ中には苦手な人もいると思うので、「どうしても無理!」な人はお気をつけください。
近代科学とファンタジーの融合した世界観
本作の世界観は、和風テイストと蒸気機関をはじめとした近代科学を融合したものとなっております。科学が含まれてはいますがSFのようなかっちりした設定はなく、ほぼファンタジーで構成されています。
ファンタジーと聞くと、どうしても異世界転生をはじめとしたハイファンタジーを想像しがちですが、どちらかというと「カラクリ」や「ゼンマイ」といった技術的な部分が含まれた作品となっております。そのためこれらに抵抗がない、あるいは好みの方であればハマると思います。
反対にファンタジーが苦手、あるいは魔法系がメインのハイファンタジーを好む方だと、世界観とのギャップに違和感を覚えるかもしれません。

また科学技術と聞いてSFなどガッツリ科学を想像する方も、イメージが違ってくると思うのでご注意ください。
最後に
今回は「泡沫のユークロニア」の続編の発売を記念して、「泡沫のユークロニア」の評価や攻略の手助けになる情報をお伝えしました。
これを書くにあたって公式サイトやオフィシャルガイドブックを参考したことに加え、当時攻略後に感じていたことを参考にしました。こうやって振り返ってみると、もっと「ユークロニア」のことを書きたいなーという気持ちになりました。
近いうちに感想や考察といった深い話をしていきたいなと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで閲覧してくださりありがとうございます♡