【レポ】特撮好きが「全スーパー戦隊展」に行ってきた話【スーパー戦隊】【感想】

「全スーパー戦隊展の感想」のアイキャッチ

女性だけど特撮が好きな、say(せい)(@say_kiwano)です。

皆さんは「全スーパー戦隊展」をご存知でしょうか?

人気特撮ドラマ「スーパー戦隊」シリーズの50周年を記念して、2025年8月8日〜27日は東京会場、10月4日〜11月3日は名古屋会場で開催する展示会です。

「秘密戦隊ゴレンジャー」から「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」までの全49戦隊が勢揃いしたスペシャルなビックイベントです。

私たち姉妹(私と妹の「ゆー」(@U_nimuru))は、子どもの頃から「スーパー戦隊シリーズ(以下、戦隊)」「仮面ライダーシリーズ(以下、ライダー)」をはじめとした特撮好き。過去にライダーでは大きな展示イベントが開催されたことはありましたが、戦隊ってあまりない気がします・・・

say(せい)

近年は「推し活」ブームの影響を受けて、少しずつグッズ等の展開も増えてきてはいますが、ライダーと比べるとまだまだですよね・・・

子ども向け作品だし、毎週ドラマを見るだけでも楽しいのですが、せっかくならもっと世界観に浸りたい!そう思っていた我々にとって今回の「全スーパー戦隊展」は目から鱗が出るとともに、感動を覚えました

色々あってなかなか参加することができなかったのですが、やっと行くことができました。ということで今回は「全スーパー戦隊展」に行ってきた感想をレポとしてまとめました

あくまで個人的な感想であり、一部解釈に誤りがある場合がございます。ご理解の程よろしくお願い致します。

この記事の著者
say(せい)

ピンクをこよなく愛する20代女性。漫画やイラストといった創作活動を行なっている。特撮やアニメ、ゲームといったインドアな趣味を持つ。「好きなことを好きなだけする人生」にすべくあらゆることに挑戦中。

実際に行ってきた

実際に行ってきた

事前に募集していたグリーティングは、速攻で完売してしまい、購入することはできませんでした。ただ私たち大人よりも、今の子どもたちに届けばいいなと思ったので、それはそれでよかったのかなと思いました。

私たちは事前に通常チケットを購入し、早速会場に向かいました。

入場前からワクワクが止まらない

入口時点で行列が・・・

遠目から入口を見た時は、「意外と並んでないんだなー」と勘違いした私。入口の隣でずらっと並ぶ列に開いた口が塞がりませんでした。

それもそのはず、私たちが訪れた日は休日。夏休みというのも相まって、かなり混雑していました。お客さんのファン層も子どもから大人までバラバラで、改めて戦隊の人気の高さが伺えます。

実際に並び始めてみると、思いの外回転率が速く、あっという間?に入場することができました

歴代のヒーローショーのポスターが貼られていた

入場しても、チケット確認ブースはまだ先。そこまでも行列ができていたので並びました。しかし、不思議と退屈は全くしませんでした。それも「歴代のヒーローショーのポスターが飾られていた」からでした。

私たちも小さい頃、両親に連れて行ってもらったことがあります。それもあり、どこか懐かしい感じがしました。

妹の「ゆー」

もう少し歳をとってからも、何度かイベントに参加したりしたよねー

say(せい)

それな!

「後楽園ゆうえんち」が「東京ドームシティー」になったり、とにかく歴史を感じる瞬間でした。

戦隊展入口
入口の写真。各戦隊のポスターは多すぎて載せてません

各戦隊のムービーをじっくりみたらすでに1時間以上経ってた

チケットを確認してもらい、早速中に入った私たち。待ち受けていたのは、一面歴代戦隊の肖像画!?と思ったら、各戦隊のショートムービーでした(撮影NGのため、写真はありません)。

ひとつひとつじっくり見たい!だから時間がかかっちゃう・・・

非常に混雑しており、全戦隊を見るのは大変そう。と思いながらも、意気投合した我々双子は、2〜3戦隊をまとめてみることにしました。

来場者の世代にかかる「ジェットマン」「シンケンジャー」あたりは結構人がいて、そのあたりは1戦隊ずつ見ました。どの戦隊も魅力的にまとめられていて、すごい感動しました。

妹の「ゆー」

「キュウレンジャー」の肖像画が、どう見ても卒業アルバムの集合写真にしか見えないのよ!

say(せい)

ツボったよね!

世代の戦隊を見ると、自然と自分の人生も振り返ってる気持ちになる

世代の戦隊のムービーを見ながら、ふと「当時、こんなことがあったよねー」と思い出語りを始めた私たち。

戦隊自体の面白さは当然ですが、やはり戦隊と主に成長してきた私たちには、彼らと自分の人生のイベントが深く繋がっていました。それをひとつひとつ思い出し、なんだか別の方向で感動してしまいました。

say(せい)

それくらい戦隊は私たちにとって、かけがえのない存在なのです

フォトスポットは激混み

今回、主に2つのフォトスポットがありました。それが「敵の軍団のボスになれる玉座」「ゴーカイオーのコックピット」です。

敵の下っ端を率いるボスになってみた

「敵の首領の玉座」は、悪の軍団ゾーンにありました。周りを下っ端に囲まれて、正直ボス感はあまりしませんが、いろんな敵を従えているという意味ではボスでいいのではないでしょうか。

某少年漫画の展示イベントでも玉座に座ってパシャリ!みたいなゾーンはありましたが、ここまでセットが作り込まれてるのはすごいなと思いました。

案の定列ができており、私たちは並びました。並び始めた時点ですでに結構時間が経っており(2時間ないくらい?各戦隊のムービーに時間がかかった)、さすがに少しずつ疲労が出てきました。しかし、そこをムービーに登場する敵を見て、なんとか疲労を吹き飛ばした私たち。

出番が回ってきて感じたのが、「ちょうど良いポーズがわからない・・・」ということでした。ただ、そう思っていたのは私だけのようでした。

妹の「ゆー」

写真の謎ポーズなら私にお任せ!

say(せい)

さすが、謎ポーズの師匠!!

妹はかっこよく写ってました。ただ二人とも、光も強くて表情がわかりにくい。

全体を入れようとすると、自分たちがとても小さくなってしまう。しかし、自分たちをアップで取ろうとすると、今度は下っ端が映らないという・・・写真撮影の難しさを痛感しました。

なりきりボスワールド
各戦隊の敵。下っ端たちがめっちゃいる

玉座の部分の写真は、自分たちが写っていたので割愛してます。

念願の「ゴーカイオー」のコックピットでパシャリ

数々の歴代ロボが飾ってあるエリアには、一際目立つ行列ができていました。それが「海賊戦隊ゴーカイジャー」に登場する巨大ロボ「ゴーカイオー」のコックピットを再現したフォトスポット

say(せい)

「ゴーカイジャー」は私たちの青春!!あの頃のワクワクが蘇りました!

妹の「ゆー」

ただの戦隊好きから、少しだけオタクになった時期だったもんねー

先ほどの「なりきりボスワールド」以上の列の長さに、流石に驚きました。でもどうしても撮りたい・・・すでに夕方前に近づいていたので、お腹が空いてる私たちもなんとか残りのエネルギーを振り絞り、順番を待ちました。

ついにその時が来ました!

とにかく「本物だ!」というレベルで感動しました。各座席も細かく作り込まれており、「レンジャーキー」の差し込み口まで再現されていました。思わず笑みが溢れてしまい、写真も若干ニヤニヤしてる感じになってしまいました・・・

ゴーカイオーのコックピット
各座席の部分。すごい作り込まれてる!

全体像は我々が写っているものしかなかったので、載せられませんでした。

アイテムからロボットまで展示されていた

展示品は写真撮影OKとNGそれぞれあり、どちらもボリューミー。

歴代戦隊と年表を比較したコーナーでは、各戦隊の時代の変化を感じることができました。同時に「こんなことがあったね!」と流行や出来事の話題にも花が咲きました。

妹の「ゆー」

2002年といったら「たまちゃん」なのよ!

敵のスーツや戦隊ロボも間近で見ることができ、作り込みに感動しました。敵は恐ろしさを兼ね備えたかっこよさ、巨大ロボは堂々とした佇まいに迫力を感じました。

say(せい)

私がロボ好きになったのも、戦隊ロボが好きだったからだと思います

衣装や武器、変身アイテムなどたくさん飾ってあり、ひとつひとつツッコミが止まりませんでした。ですが、その中でも印象的だったのはこの2つでした。

個人的な感動ポイント
  • これって「ジーク」の剣!?
  • まさかの「ガオパンダ」を発見!!

これって「ジーク」の剣!?

撮影禁止エリアでは、色々な武器や道具が飾られていました。その中でも印象的だったのは、「救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突!新たなる超戦士」に登場した「獣魔ハンター・ジーク」の剣

say(せい)

突然見つけたので、記憶違いだったらアレですが、「ジーク(ゴーゴーファイブ)」って書いてあったはず!

彼自身は本編ではなく、Vシネマに登場するキャラクターということもあり、多分そこまで知名度はない気がします(私流調査に基づく)。そんな彼の武器が飾られていることに、正直驚きを隠せませんでした。思わず二人で「ジークじゃん!ジークだよ!」と盛り上がっていたのですが、どなたか共感してほしいです。

妹の「ゆー」

せっかくなら「ゴルモア」の「ダークソード・シャドーソード」も飾って欲しかったー

say(せい)

おいおい・・・

まさかの「ガオパンダ」を発見!!

またまた個人的なお宝を発見します。

それは「百獣戦隊ガオレンジャー」に登場する「ガオパンダ」のおもちゃです。

ガオパンダとてれびくん
左図:実際の展示品 右図:我々の私物である「てれびくん」

「ガオパンダ」とは小学館から発売された「てれびくん 2002年2月号」に登場する特別なパワーアニマル。付属しているドラマCD「ガオアクセスCD」にて活躍を聞くができるのですが、残念なことに本編には出てきません。そのため知っている方は、おそらく先ほどの「ジーク」よりも少ない気がします。

しかし実は私たち、この「てれびくん」を持っているのです!!子どもながらに取っておいたという、なんとファインプレーなのでしょうと過去の自分たちを褒めました。

もちろん当時はこのドラマCDもよく聞いており、車の中でセリフを一緒に言ったりしてました。

say(せい)

ただ、だいぶ前にCD自体が割れてしまって(粉砕した)、もう聞くことはできないのが悲しい・・・

妹の「ゆー」

いまだにガオレンジャーみんなでOPを歌っているところを覚えているよ!歌詞の3番前に差し込まれるセリフとかめちゃくちゃ真似してたもん!

実際に本誌の表紙を見て感じたのが「ガオパンダを100人にプレゼント」というかなり限定された品ということ。これ、当たって今取って置いてる人いたらすごくない!?流石に持ってないです。

そんな経緯もあり、「ガオパンダ」を見つけた時は、思わず二人でテンション上がって「すごい!すごい!」ってはしゃいでしまいました・・・でも、そうなるくらいにはプレミアかつ私たちの大切な思い出のパワーアニマルなのです。

全戦隊が並んだ展示は圧巻

全戦隊が並ぶエリアは圧巻!

最後のエリアでは、「秘密戦隊ゴレンジャー」から「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」までの全戦隊が飾られていました。その人数と存在感に圧巻!!

全戦隊集合!
とにかくすごい!

全体を一度に撮影するのは難しくて、何回かに分けて撮影しました。もちろん大好きな「ガオレンジャー」も探して、拡大してパシャリ。場所によっては「ガオホワイト」が見えにくいので、注意が必要です。

2階にも上がり、全体を取ろうとしていたところ突然当たりが暗くなりました。

「なんだろう」と思っていると、突然声優の関さんのナレーションとともに、スポットライトを用いたパフォーマンスが行われました。BGMともマッチし、とにかくワクワクしました。こちらの演出は、数十分くらいに1回のペースで行われている印象でした。

その度スポットを浴びる戦隊も、BGMも変わっていたので、毎回「次はどんな感じだろう」と気になりました。ですが、流石に疲労も溜まっていたので、漂う空気をいっぱい吸い込んで出口に向かいました。

ゴジュウジャーを背中から
正面から撮る人が多かったけど、後ろから撮るとそれはまたかっこいい!

関係者のサインもたくさんあったよ

このエリアには関係者のサインも飾られていました。数が多く、色紙が小さいことに加え、サインだけでは誰かわかりにくいということで、誰のものなのか確認するのに時間がかかりました。

say(せい)

とにかく豪華でしたね。「この人からもらったの!?」なんて方もいらっしゃいました!

グッズも豪華!だけど売り切れもたくさん・・・

今回の戦隊展の目的のもうひとつが「グッズ」です。全戦隊のアクスタや記念グッズもあるとのことで、量がすごかったです。

妹の「ゆー」

憧れの「ガオブルー」のアクスタとポストカードをゲットしたよ!

ランダムグッズも世代別に分かれており、比較的当たりやすい仕様になっていました。

say(せい)

流石に49戦隊全体のランダムは、確率がやばそう!!

私たちが参加した日時が初日からだいぶ経っていたこともあり、いくつか売り切れもありました。「ガオホワイト」はアクスタもポストカードも売り切れ!まじかー

BGMでまさかの「会いたいよ」が流れてテンション爆上げ!

館内ではいろんなBGMが流れていました。いくつか聞いたことのある曲もあり、正直BGMだけでもここに居座る理由になると思えたくらいでした(流石にやってないです)。

その中でもグッズコーナーで、突如「未来戦隊タイムレンジャー」の「タイムピンク/ユウリ」が歌う「会いたいよ」が流れたのです!!「タイムピンク」といえば、私の憧れの戦隊ヒーローの一人。この歌も好きで、よく聞いています。

say(せい)

いまだに、上下セットの茶色のレザーを着ることを目指しています!なかなかない・・・

ピンポイントでこの曲が流れると思わず、隣にいた妹の「ゆー」に飛びついてしまいました・・・興奮が抑えられませんでした。ごめんね!

感想

感想

いろんな世代の人から愛されてると実感

今回、戦隊展に参加して感じたのは「いろんな世代の人に愛されている」ということでした。

そりゃ50周年なのだし、それだけの歴史があれば各時代にファンがいることは当然かもしれません。しかし、歴史があるからといって、必ずしもファンがいるとは限らないと思うのです。

特に戦隊は子ども向け作品だし、幼稚園くらいの頃に見ていても、あっという間に卒業してしまうのが現状です。それ以降、戦隊シリーズに触れることがあるのかといえば、あまりないのが事実ではないでしょうか?(これは他の子ども向け作品にも当てはまります)

そういう背景を考えたら、大人になっても好きでいる方、また今絶賛世代の子どもたち(と、その保護者)がこんなにもたくさんいて、みんな楽しんでいるのかな?と考えると、感極まるところがあります

子どもの頃の自分に伝えたい

上記の感想も含めて一番感じたのは「私、今も戦隊好きでいいんだな」ということでした。

秘めた趣味だった過去

私たちは小さい頃から戦隊が好きで、「卒業」することはなく(その発想がなかった)、ずっと見ていました。ただ、周りの同級生はあっという間に子ども向けコンテンツを「卒業」していきました。

妹の「ゆー」

特に小学生の頃は、「子ども向けコンテンツが好き=子どもっぽくて、かっこ悪い」という風潮があったので、すごくしんどかった・・・

今の子どもたちはどうかわからないのですが、おそらく誰しも通る道なのかなと感じています。

ある程度大人になると「オタク文化」が始まりますので、少しは理解がある人も増えてくるのかもしれません。特に今は「オタ活」とかもメジャーですし、きっと私たちが子どもの頃よりも受け入れられやすい時代なのだと思います。

ただ少なくとも、私たちが10代だった頃は、こういう「子ども向けコンテンツが好き」という気持ちは隠さなければいけないものでした。

say(せい)

いまだにリア友に伝えていないです・・・もう隠すのが当たり前になってます・・・

こんなビックイベントができるなんて感動・感謝しかない!!

そんな感じで、コソコソ応援していた私たち。時々開催されるイベントにちょこちょこ参加したり、映画を見たり、メインターゲットの子どもたちたちの迷惑にならない程度に楽しんでいました。

そういう過去があるからこそ、今回の「全スーパー戦隊展」の開催はとても嬉しかったです。歴代戦隊の展示に加え、数々の歴代戦士からのメッセージなど。これらをひとつひとつ見ながら、「私たち、スーパー戦隊を好きで良いんだ」と肯定されたような気持ちになりました

小さい頃の自分たちに伝えたいです。「今は苦しいけれど、いつかこうやって多くの人の応援と制作陣の力で、こんな大きなイベントが開催されるんだよ!」と。多分信じてもらえないでしょうね。でも本当なんだよ!!

say(せい)

嬉し涙が出そう・・・!

妹の「ゆー」

落ち着いて!!

終わりに

今回は、特撮オタクが「全スーパー戦隊展」に参加した感想を書きました。

本当は展示品ひとつひとつにコメントしたいくらいなのですが、流石に長文になりそうだったのでピックアップしました(それでも十分長いけれど・・・)。

一番は「こんな素敵なイベントを開催してくれてありがとう」という気持ちが伝われば良いかなと思っています。多分、実際に参加した人はみんな思ったのではないでしょうか?

これからも一緒にスーパー戦隊を応援しましょう!

最後まで閲覧してくださり、ありがとうございます♡