【15周年記念】ポケモンBWの思い出について語るだけ【ポケモンゲーム】

ポケモンの新作を楽しみにしています、say(せい)(@say_kiwano)です。
2010年9月18日に発売されたDS用ソフト「ポケットモンスター ブラック・ホワイト(以下、ポケモンBW」が、今年で15周年を迎えました。

すでにそんなに時が経っていることに驚きました!
完全に出遅れてはいるのですが、私自身「ポケモンBW」は思い出深いゲームの一つということもあって、これを機に「ポケモンBW」の思い出を振り返っていきたいと思います。あわよくば、リメイク作品が出ることを願って!!
本記事では「ポケモンBW」および「ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2(以下、ポケモンBW2)」のネタバレを含みます。ご理解のほどよろしくお願いします。
ゲーム自体の思い出

「ポケモンBW」のゲーム自体を楽しんでいたのは、発売されてからだいぶ経ってからでした。
というのも、当時は思春期ということもあり、両親にゲームの購入をお願いするのは少し気が引けました(児童だったらできたかもしれませんが・・・)。
そのためアニメやショップ、動画などで楽しんでいたリアルタイム。ある程度お金が自由に使えるようになってから、真剣に始めたのでした。

ブームは過ぎていたけど、ソフトは安く購入できたし、何より知能レベルが上がって、自力で攻略できるようになったのが良かった!
おかげさまで、いろんな面白さに気づけたのです。
ストーリー編
当時「ポケモンBW」に感動を覚えたのは、「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」以上のグラフィックの良さだけではありませんでした。一番は「シナリオへのこだわり」を感じたことでした。
今までもストーリーはあったが、ここまでワクワクしたのは初めてだった
これまでもストーリーは存在しました。主人公が旅に出て、ジムリーダーやライバルと戦い、ポケモン図鑑を集めながら強くなっていく。その先で悪の組織の野望を食い止める、といった感じです。
しかし、このテンプレート的なシナリオには「RPGとしてのシナリオの感動」は今ひとつだったと思っていました(実際、ポケモンはRPGかといわれると違う気もしますが・・・)。

子ども過ぎて、内容が理解できていなかったという可能性もあるけどね・・・
そんな中、「ポケモンBW」のシナリオは革命的でした。
謎の青年「N」の正体や、悪の組織「プラズマ団」の陰謀、各ジムリーダーのリレーションシップまで、ここまで登場人物を動かしたシナリオは初めてだったのです。
ちょっぴりシリアス寄りの物語
ポケモンゲームの対象年齢は全年齢で、特に子どもがメインターゲットのゲームです。そのため、過去に登場した悪の組織の企みなどは、とてもわかりやすくできていました。
たとえば「ポケットモンスター ルビー・サファイア」では、「大地を増やしたいマグマ団」と「海を増やしたいアクア団」が登場します。また「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」では「世界を創造した神のポケモンを使って、世界を作り替えたいギンガ団」といったところでしょうか。

各組織にもきっと隠れた理念とかあるのかもしれませんが、子どもにはわからないものです・・・
しかし本作に登場する「プラズマ団」は少し変わっていました。表向きには、悪の組織ではなく宗教団体というポジション。「ポケモントレーナーからポケモンを解放する」ことを目的に掲げていました。
あからさまに悪いことをしているのではなく、人々によって傷つけられたポケモンを救いたい!という気持ちがあっての行動でした。そのため「ポケモンを野生に帰すべきだ」と唱えていたのです。
ここまでくれば別に悪い印象もなく、ただの価値観の押し付けがすごい集団のように感じます。しかし、実はここには一つの邪悪な思想が土台となっていたのです。
「プラズマ団」の実質のリーダーである「ゲーチス」は、「自分以外はポケモンを持つ必要はない」と考えていました。そのため、人々がポケモンを手放すように、このような活動を行っていたのです。
それに伴って、息子「N」(実子か不明)に「ポケモンは人々に傷つけられている」という、偏った思想を植え付けたのでした。「ポケモンBW2」の終盤では、二人の会話を見ることができますが、この時の「ゲーチス」の非道な発言は、今も語り継がれるセリフとなりました。
正直「重たい・暗い」といったシリアスな展開が続く、「ポケモンBW」。それゆえに、子どもだけでなく大人にもヒットしたのではないでしょうか。

これをきっかけに、以後登場する悪の組織は「一見悪い人に思えないけど、歪んだ思想を持っている」キャラが増えた印象でした。
システム編
今度はシステムについてお話しします。システムといっても、新たに追加された要素などについて言及した部分です。
タイトルと伝説ポケモンの色が違う
今でも間違える方がいらっしゃると思うのでお伝えするのですが、本作はタイトルと伝説ポケモンの色が反対になっています。
タイトル名 | 表紙のポケモン |
ブラック | レシラム(白い伝説ポケモン) |
ホワイト | ゼクロム(黒い伝説ポケモン) |
そのため購入時はお気をつけください。

ちなみに私は「ホワイト」を購入しました。どうしてもゼクロムが欲しくて、妹を説得?しました!

昔だったら、姉は絶対レシラム好きそうだったけどね!好みって変わるんだねー
さらに紛らわしいのは「ポケモンBW2」と混同するからです。こちらでは伝説ポケモンの色はタイトルと同じとなっています。理由は割愛します。
出現するポケモンの一新
子どもながらに少し抵抗を覚えた「出現ポケモンの一新」。
これまでのシリーズでは、過去作のポケモンと新たに登場するポケモンがミックスされた状態で出現します。そのため「このポケモン懐かしい!」「このポケモンが再登場するんだ!」とシリーズファンは歓喜したものです。
しかし本作では、過去に登場したポケモンは1体も登場しませんでした。全て新規のポケモンで構成されていたのです。

当時は賛否あった気がします。私も子どもながらに「それってどうなの?」と思っていた記憶があります。
ただ今思い返せば、新たな試みとしてすごく面白かったよねーと考えています。過去の当たり前を取り除き、常に新しい取り組みに挑戦すること。ゲームだけでなく、何事にも大切な考えなのではないでしょうか?
ちょっぴりオタク向けな登場人物たち
当時、私はポケモン自体は好きでしたが、オタク(アニメなどの2次元好きを指す)ではありませんでした。そのため、本作に登場するキャラクターを見た時に「大人っぽい・・・そしてどこかオタクっぽい」という印象を受けました。
私が幼い頃は「オタクっぽい」というのは、あまり良いイメージがなかったこともあり、少し抵抗を覚えた記憶があります。しかし、次第に慣れていくと気にならなくなりました。
反対に、こういうオタク向けのキャラにしたことで、普段はポケモンをしない方にもヒットしたのではないでしょうか?
隠れ特性が増えた
今では当たり前になった「隠れ特性(ファンの間では、夢特性といわれています)」。「隠れ特性」とは、通常そのポケモンが持ち合わせていない特性(「せいでんき」や「もらいび」など)を指します。
ポケモン名 | 特性 |
ポカブ | もうか(通常) |
あついしぼう(隠れ特性) |
本来ゲットできる「ポカブ」に備わっている特性は「もうか」です。しかし、特別な入手をすると「あついしぼう」を持つ「ポカブ」を手に入れることができます。
この特性の追加によって、ポケモンバトル界隈(俗にいうレート)では新たな戦略・戦術が繰り広げられるようになったのです。
新たなバトルフォーメーションが登場
「ブラック」には「ローテーションバトル」、「ホワイト」には「トリプルバトル」が採用されました。
どちらもこれまでのバトルとは異なる「3 VS 3」の形式を組み込んでいます。これが難しくて、大変だった記憶があります。今ではすっかり名前も聞かなくなりましたが、当時は感動した記憶があります。

購入したカセットによって採用されているバトル形式が異なりますので、注意が必要です。
関連作品の思い出

ゲーム本体だけではなく、アニメやコミカライズ、グッズなども展開されました。
ついに「N」や「プラズマ団」がアニメに登場!!
当時ポケモンのアニメでは、BW編が放送されていました。
しかし、一向に「N」や「プラズマ団」は登場しませんでした。理由は割愛しますが(私も噂程度にしか存じないため)、とにかく彼らが登場しないことにヤキモキしていました。

絶対彼らが出た方が話が盛り上がりそうなのに・・・
と諦めかけていたその時、ついに彼らは登場しました。それが「エピソードN」編でした。
画面の中で、「サトシ」と「N」が会話しているシーンを見るたび、「ついに彼らもアニポケに・・・!」と感動した記憶があります。
コミカライズも面白い
コミカライズというと「ポケットモンスターSpecial」のイメージが強いかもしれませんが、それ以外にもいくつかコミカライズが存在します。おすすめの漫画は以下の通りです。
- 究めろ!!ポケモンB・W
- ポケットモンスターB・W 炎雷の英雄
- ポケットモンスターSpecial
究めろ!!ポケモンB・W
主人公「モンタ」が、ポケモンバトルを究めるために、さまざまな知恵を使って捕獲からバトルまで行うコメディ漫画です。
彼が用いる知恵は、実際のゲームでも使用できる考え方なので、参考になること間違いなし!
基本的にコメディなので、思わず笑ってしまうギャグばかりで楽しいところがおすすめです。
ポケットモンスターB・W 炎雷の英雄
主人公「シン」はポジティブな少年。ある日、謎の青年「N」と出会ったことをきっかけに、「プラズマ団」との戦いに身を投じることになります。
基本的にはコメディでギャグがありますが、展開自体はTHE・少年漫画という熱いシーンが盛りだくさん!ギャグだけでなく、一貫したストーリーを読みたい方にはおすすめです。

主人公「シン」の元気が出るポーズをよく真似していました(心は小学生)
ポケットモンスターSpecial(以下、ポケスペ)
ポケモンのコミカライズといえば、おそらく一番有名ではないでしょうか。さまざまな事情があるため、賛否がありますが、シナリオとしては上記の2作よりも濃厚です。
二人の主人公「ブラック」と「ホワイト」を中心に繰り広げられる展開は、さすがポケスペと入ったところでしょうか。
ゲームとはまた違った部分から、世界観を堪能したい人におすすめです。
リメイクや移植版の発売求!
語り始めたら止まらない「ポケモンBW」。また立ち上げてプレイしたくなりました。
ところで15周年という記念ですので、もしかしたら「リメイク」の話があるかなーと楽しみにしていたのですが、2025年9月時点ではその情報はありませんでした。

そりゃ、すでに2025年10月16日に「Pokémon LEGENDS Z-A」が発売予定だからね!そっちの方が話題だよ!

そうだよねー
すでに15年も経っているし、DS用ソフトということもあって、今では入手やプレイが困難な状況です(中古でも値段はピンキリ)。それにDS自体が入手困難かもしれません(DSだけなら少し安いけど、3DSは中古の割に結構高い・・・。ちゃんと動くかも保証できないし)。どちらも揃えるのは難しい時代となりました。
そこで、これから新規で楽しみたい方のために、少しでも「リメイクしてほしい」という気持ちをゲーフリさんたちに届けるべく、ここで声を大にして言いたいと思います。
「ポケモンBWのリメイクを出してください!!お願いします!!」
製作陣も多忙のはずですので無茶振りは禁物ですが、ちょっとでも「そこまでいうならリメイク作るかー」という気持ちになってくだされば幸いです。

そもそも製作陣が私たちのブログを見ることもない気がしますが・・・

唐突に自虐するのはやめて!読者が困るでしょう!
最後に
今回は「ポケモンBW」の発売15周年を記念して、「ポケモンBW」の思い出を語りました。
こちらの記事では、すごく表面的なことしか書けておらず、面白さが伝わったかどうかはわかりません。本当はもっと個人的なエピソードも入れたかったのですが、流石にコアすぎると思いカットしました。
ですが、こうして好きな作品の誕生記念を共に祝えたことを、とても嬉しく思います。少しでも皆さんの記憶に残っていたら幸いです。
最後まで閲覧してくださり、ありがとうございます♡