【初心者向け】スーパー戦隊シリーズを初めてみるならこの戦隊がおすすめ!特撮ヲタクが3作品紹介【特撮】

こんにちは、say(せい)です。
「スーパー戦隊シリーズ(以下、戦隊)」も今年で50周年ということで、これまで以上に盛り上がっています。最近だと、NHK BSにて「スーパー戦隊大投票」が放送されたり、8月には「全スーパー戦隊展」が開催予定とイベントも盛りだくさん!!
特に近年はSNSの影響もあってか、これまで特撮とは無縁だった方にもみていただける機会が増えたのではないでしょうか?

戦隊投票でも新しい戦隊が上位にランクインしていたし、時代の変化を感じます!
中には「見てみたいけど、どれから見れば良いかわからない・・・」という方も多いはず。そこで今回は、特撮ファン歴20数年の私がおすすめする「初心者が見るべきおすすめ戦隊シリーズ3選」をご紹介したいと思います。
今回おすすめ「戦隊シリーズ」を選ぶにあたって、重要視したことは「視聴のしやすさ」「比較的新しいこと」「王道ストーリー」です。ぜひ参考にしていただけたら幸いです(異論は認めます)。
あくまで個人的な感想です。また、できるだけネタバレしないように気をつけていますが、気になる方はご注意ください。
初心者が「戦隊シリーズ」を見るにあたって重要なこと
気になる作品があればそれから見てみよう!
まず大前提として、誰かが薦める作品を見るよりも「気になる作品から見る」方が良いです。
なぜなら人は興味を持っている状態の方が、集中して続けることができるからです。特に「戦隊シリーズ」は1年クールで放送していますから、基本的に40話〜50話ほどエピソードがあります。全話見ようとすると、どうしても時間がかかりますので、それだけのモチベーションを保つという意味でも、興味のある作品から見ることをおすすめします。

例え全話見なくても、気になるエピソードをかいつまんで見るのもいいよね!
ただ今回は「それすらもわからない・・・」という方に向けて、指標となるような記事になるよう心がけています。
初心者が「戦隊シリーズ」を選ぶ際に確認すること
初めて「戦隊シリーズ」を見る方に向けて、以下の3点を基準に作品を選びました。
- 視聴のしやすさ
- 比較的新しいこと
- 王道展開であること
解説します。
視聴のしやすさ
近年動画配信サービスも充実し、以前と比べたら視聴しやすい時代になりました。しかし、中には放送時期が古く取り扱いがなかったり、レンタルビデオ屋さんでもDVDやBlu-rayの在庫がないこともあります。
これらを踏まえると、基本的にはリアルタイムでTVから視聴できたり、配信が充実している作品を選ぶことが重要です。
比較的新しいこと
これから視聴する人にとっては、どうしてもCGの出来が気になったり、画質の悪さが気になる可能性があります。現在はデジタル技術が向上し、気にならないことが多いのですが、2000年前後だったとしてもCGが浮いて見えたり、あからさまな感じがするものです。

大人になって改めて見返すと、尚更感じます。個人的には、あの時の効果音とかCGが好きではあるのですが、ちょっと上級者向け・・・
また技術だけでなく、テーマ性やテンションなど作品全体の雰囲気も時代によって違います。これからも見続けることを前提とすると、比較的新しい作品を視聴することで、このような雰囲気への適合性も上がると考えています。
王道展開であること
「戦隊シリーズ」において王道とは何か?と考えると、言葉で表現することが難しいです。
ただ長く見ていると感じるのが、結構起用される展開や仕草などには傾向があることがわかります。例えば以下のような展開が当てはまります。
- 「入れ替わり」:メンバー同士の中身が入れ替わる回。変身すると意外と元に戻ったりする
- 「振り返り(私たちは「まとめ回」と呼んでます)」:40話前後にある、これまでのストーリーを振り返る回。
仕草であれば「逃げる人だかりと反対方向からヒーローたちが駆けつける」などがあります。
このような「戦隊あるある」には長年放送していたゆえの独自の手法であったり、ターゲットである子どもの興味関心・教訓が含まれています。これが多ければ多いほど、「戦隊らしさ」を感じ王道を呼べると考えています。

面白いところは、時代によって話題になったテーマを取り上げるということです!例えば「ゴジュウジャー」では「昭和と令和の違い」について取り上げていました。
おすすめ「戦隊シリーズ」3選
上記で取り上げた3つのテーマをもとに、今回は3つの「戦隊シリーズ」を紹介したいと思います。
あくまで私自身が「初心者におすすめしたい」と思っている作品を選んでいるため、一部私の趣味嗜好が含まれる可能性がありますがご了承ください。
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー
「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー(ゴジュウジャー)」は2025年現在放送中の「戦隊シリーズ」です。これまでのチームワークをメインとした作品とは異なり、利害関係で繋がるチームというところが斬新。加えて50周年記念作品というだけあり、比較的お祭り感のある展開やテンポが多い印象に加え、現在進行形で放送中という強みがあります。
- 現在放送中のためテレビで視聴可能
- グッズやイベントの展開が多い
- いろんな戦隊を知る機会が増える
現在放送中のためテレビで視聴可能
なんといっても、2025年現在絶賛放送中ということもあり、テレビでみることができるのが強い。近年はテレビを見ない方や家にない方も増えましたが、見逃し配信も行っているので、過去作よりもハードルが低いことがポイントです。
また2025年2月から放送を開始したため、まだ20話も放送されていません。そのため、今からでも追いつくことができるところも良いですよね。
グッズやイベントの展開が多い
現在放送中のため、子ども向けのおもちゃはもちろんのこと、キャラクターグッズなども豊富。加えてイベントもこれからどんどん増えていきますので、「推し活したい」という方の需要を満たすこともできます。
いろんな戦隊を知る機会が増える
「戦隊シリーズ」に詳しくない方も、「ゴジュウジャー」を見ることで過去作品を知ることができます。なぜなら「ゴジュウジャー」には過去作の戦隊レッドが登場するからです(ただ彼らは、実際の過去作の登場人物とは異なります)。「ゴジュウジャー」に登場したヒーローをきっかけに、その作品を見に行くことができます。
やはり知っている作品が増えると、その分だけ選択肢も増えるため、そういった意味でも「ゴジュウジャー」がおすすめです。

いろんな戦隊が出てくると言えば「海賊戦隊ゴーカイジャー」もあるのですが、彼らが登場したのももう10数年前の話。せっかくなら新しい戦隊を知る機会があった方が良い気がします!
- 視聴のしやすさ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 比較的新しいこと:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 王道展開であること:⭐️⭐️⭐︎⭐︎⭐︎
騎士竜戦隊リュウソウジャー
「騎士竜戦隊リュウソウジャー(以下、リュウソウジャー)」は、2019年から2020年に放送された作品です。恐竜と騎士がモチーフであり、現代風コミカルの雰囲気もありつつ、王道感のあるかっこよさも兼ね備えています。
- 王道感とコミカルをうまく混ぜた展開
- 師弟関係が熱い
- ロボ戦がTHE・特撮
王道感とコミカルをうまく混ぜた展開
近年は挑戦的な作品が多く、意外性のある作風が好まれています。「リュウソウジャー」も例外ではなく、時代背景に合わせたような設定や、思わず笑ってしまうようなシュールな展開があります。
ただ他の作品と比べると比較的王道感があり、どこか懐かしい感覚も残っています。そのため、令和的なシナリオを見たい人にもおすすめできるし、これまでの平成後半らしさを体感したい方にもおすすめできる一作です。
師弟関係が熱い
また本作は「継承」というワードも重要で、師弟関係が存在します。主人公たちは皆、世代交代を行い新たに力を継承した弟子たちです。
この「受け継がれた力」という部分が本作の熱いポイントであり、時には師匠がアドバイスしてくれたりするシーンがあります。このようなワクワク感は師弟関係ならではだと思います。
ロボ戦がTHE・特撮
私が「リュウソウジャー」をおすすめする最大のポイントは「ロボ戦」です。
「戦隊シリーズ」には欠かせない巨大ロボの戦闘シーン。近年は映像の技術が向上し、CGが多用されるようになりました。そのためこれまでは実写だったシーンも、CGで表現する傾向が増加しました(特に、本作の一つ前に放送していた「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」はそれが顕著でした)。これまで表現しにくかったシーンをフォローするという点ではアリなのですが、個人的にはもっと実写が見たいと感じていました。
そこで「リュウソウジャー」を見てほしいと考えました。本作は比較的実写にこだわっている印象があり、ロボ戦に迫力があります。こういった特撮という技術をみることができるのも、「戦隊シリーズ」の醍醐味です。

主題歌も平成後半っぽい王道さがあって好きです♡
- 視聴のしやすさ:⭐️⭐️⭐️⭐︎⭐︎
- 比較的新しいこと:⭐️⭐️⭐️⭐︎⭐︎
- 王道展開であること:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
魔進戦隊キラメイジャー
「魔進戦隊キラメイジャー(以下、キラメイジャー)」は2020年から2021年に放送された作品です。先ほど紹介した「リュウソウジャー」の後に放送された「戦隊シリーズ」です。当時はコロナ禍の撮影だったこともあり、一部不自由なエピソードもありましたが、そこを上手にカバーし明るい世界観となっております。
- 夢を追いかける姿に感動
- 相棒とのリレーションシップが良い
- 王道的な明るさで面白い
夢を追いかける姿に感動
「キラメイジャー」の変身者はレッドを除くと、みんな何かのプロフェッショナルです。例えばブルーは役者、ピンクは医者だったりします。レッド自体はまだ高校生ですが、絵を描くことが好きな少年。
彼らに共通することは「夢を追いかける人」「夢を叶える人」であることです。夢を叶えることは大変です。彼らもまだまだ足りない部分もあったり、悩む瞬間もあります。ですが夢を真剣に追いかけて叶えた彼らは、本当にキラキラしていてまさしく「キラメイジャー」なのです。
これをみると「自分も頑張ろう」と思えるのです。特に大人の方には彼らが眩しすぎるかもしれませんが、むしろ彼らから良い刺激を受けることでしょう。

主題歌も「夢」について歌っているため、すごい勇気をもらえます!
相棒とのリレーションシップが良い
ロボに変形するマシーンたちがメンバーと良い相棒関係であることは多いのですが、本作では相棒になるマシーンたちがみんな変身者を尊敬しているのです。好きすぎるあまり、彼らについて語るだけの回があったりするくらいです。
もちろん彼らは対等な関係であり、協力者であることは変わりません。ただマシーンたちからの尊敬があるからこそ、変身者の良さが伝わる気がして、私はこの関係が好きでした。
王道的な明るさで面白い
「リュウソウジャー」の時もお伝えしたように、近年は挑戦的な作風が多いです。
その中でも「キラメイジャー」は比較的平成後半を奮闘させるような王道的な展開と、シュールな笑いをうまく組み合わせた明るい世界観となっております。
ゆえに初めて「戦隊シリーズ」をみる方でも、抵抗感なく視聴することができるのではないでしょうか。
- 視聴のしやすさ:⭐️⭐️⭐️⭐︎⭐︎
- 比較的新しいこと:⭐️⭐️⭐️⭐︎⭐︎
- 王道展開であること:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐︎
最後に
今回は、特撮ファンがおすすめした「初心者に見てほしい戦隊シリーズ3選」をまとめました。
正直どのシリーズにもそれぞれの良さがあるし、面白いエピソードもあります。本当はここに書ききれないくらい紹介したい戦隊がいることも事実です。
また人によっておすすめするポイントも異なるため、あくまで「私だったら、こういう作品を見てほしい」という気持ちを込めて書きました。この思いが少しでも伝われば嬉しいですし、この記事をきっかけに見始めてくださった方がいたら本当に飛び跳ねて喜びます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで閲覧してくださりありがとうございます。