【懐かしい】悪い仙人から人間界を守るのが目的かと思われていた話の真相が奥深い【封神演義】

一度漫画を読み始めると止まらない、ゆーです。

漫画好きの中でよく話題になる雑誌といえば「週刊少年ジャンプ」ですよね。毎週発売されることから、一作品の巻数が多いですが、一度読み始めると手が止まりません😆

そんなジャンプ作品の中で3本の指に入りかつ、好きな漫画部門でも5本の指に入るのではないかと思うくらい、大好きな漫画があります。

それが【封神演義】という作品です。

どうしてそんなにこの作品が好きなのか、オススメ理由とともにご紹介していきたいと思います!

本記事には、一部ネタバレを含む可能性がございます。知識0でプレイしたい方はご注意ください。

執筆者プロフィール
ゆー

青と水色が大好きな20代女性。
王道の少年・少女漫画からBLなどのマイナージャンル、昭和から令和までの幅広い世代の漫画まで、とにかく『面白い!』と思えばなんでも読む。
また、幼少期の懐かしいコンテンツや昭和・平成の特撮・アニメをたしなむ他、声優ヲタクでもある。

「封神演義」とは


封神演義 1

【封神演義】とは、「週刊少年ジャンプ」で連載していたバトルファンタジーです(全23巻完結)。作者は漫画版「銀河英雄伝説」も手がける藤崎竜先生になります。

ご存じの方も多いと思いますが、【封神演義】自体は中国の古典怪奇小説です。そちらをコミカライズするにあたり、面白くジャンプらしく仕上げたのが、今回紹介する【封神演義】です。

過去に2回アニメ化したり、ゲームやミュージカルなど幅広い媒体で展開されております。

そんな【封神演義】のあらすじは以下の通りです。

紀元前11世紀の中国、殷(いん)の時代末期。崑崙山脈(こんろんさんみゃく)の仙人・太公望(たいこうぼう)は、悪しき仙人・道士を封印する「封神計画」という任務を受ける!殷の皇帝・紂王(ちゅうおう)を誘惑して暴虐の限りを尽くす仙女・妲己(だっき)を、太公望は真っ先に封神しようとするが…!?

https://shonenjumpplus.com/episode/10833519556325021900

人間界で悪さする仙女・妲己をはじめとする悪い仙人を封印するべく、主人公・太公望が戦うといった内容になっております。

古来の中国らしさと異世界らしさを融合した、独特なファッションやデフォルメっぽい画風も他のジャンプとは違う魅力的な点だと思います✨

見どころ

数多くあるバトルファンタジーものの中でも【封神演義】をオススメできる見どころは以下の通りです。

  • ギャグとシリアスの塩梅が良い
  • インフレが少ないバトルもの
  • 魅力的なキャラクターたち

ギャグとシリアスの塩梅が良い

【封神演義】の面白いところは、主にストーリーの展開にあると思います。

例えば、ジャンプらしいコミカルなシーンやギャグシーンは、テンポもよく読みやすいです。よくギャグシーンのテンポが悪く、冷めてしまうなどの経験があると思いますが、本作はそんなことはなく、終始面白いシーンとなっております。(私の波長と合っているだけ、かもしれません…😅)

また、バトルシーンも熱いものになっております。展開に感動したり、登場人物の心情もよく理解できるといったように、とにかく「わかりやすく熱い」作品でもあります。そして、感動するシーンやシリアスなシーンもうまく演出しており、一つの作品で「ギャグ」「シリアス」「熱い」を全て兼ね備えているのが素晴らしいです。

特に展開に関しては巻数も少ないことから、後付け感も少ないのもポイントです。それなのに、真相を知ると「なるほど!」と驚くこと間違いなし。悪い仙人を退治する?そんな簡単な話ではないのです!

インフレが少ないバトルもの

バトルものだとお馴染みなのが「登場人物のインフレ」です。どういうことかというと、主人公や仲間の成長を描くために、どうしても序盤の敵が終盤の敵と比べて弱い。俗に言う「こいつは四天王の中でも最弱」という演出になってしまうというものです。

ただ読んでいるだけだと気にならないのですが、考察したり作品を深く理解しようとすると、登場人物のインフレは気になる点であるといえます。

ですがこの【封神演義】という作品は、そんなインフレが比較的少なく、序盤に出てきた敵は最後まで強いままなのです。そのため「どうせ敵キャラだから主人公や仲間に倒されちゃうんでしょ?」と展開を予想する人の度肝を抜くのではないでしょうか?

魅力的なキャラクターたち

そしてなんといっても登場人物が魅力的です!

主人公・太公望は当時のジャンプ作品では珍しい「脱力系ヒーロー」です。基本やる気ないし、すぐサボろうとする。でもやるときはやる、といったキャラクターです。また、バトルものの主人公といえば、「考えなしに突っ走る」というイメージがありますが、太公望は真逆。力や技で解決するのではなく、頭を使って相手をピンチに誘い込む「策略家」タイプなのです。

また敵サイドのボス的存在は、仙女・妲己。本来、少年漫画のヒロインといえば主人公を支えたり、一緒に戦ったりするイメージですが、本作ではなんとヒロインは敵サイドのボスなのです!「それはヒロインではないのでは?」と思う方もいると思いますが、正直メインキャラクターの女性って妲己くらいしかいないんですよ。

そういった意味でも主人公もヒロインも他に見ないタイプであることが、他の作品にはない面白い要素だと思います。

ゆー

ちなみに私は敵サイドの強キャラ・聞仲(ぶんちゅう)が好きです💕
強さもそうですが、何より大義名分を持って戦っているところに惚れました!
また、彼が活躍する「仙界大戦」編は、作中でも屈指を誇る人気エピソードになります。

こんな人にオススメ

大好きな作品なので、一人でも多くの方に読んでいただきたいです。

こんな人にオススメ
  • バトルファンタジーが読みたい
  • 頭脳派の主人公が面白い
  • ギャグもシリアスも楽しみたい
  • 巻数が多いと読み飽きる
こんな人は苦手かも
  • バトルものに興味がない
  • 熱血主人公が好き
  • ダークなストーリーが読みたい
  • 古い画風が苦手

20年ほど前の作品なので、どうしても画風が合わないということはあると思います。しかし、そこまで古いタッチでもないのと、比較的デフォルメっぽいので、令和の若者も読みやすいのではないでしょうか?

また、脱力系主人公なので、むしろ今の令和っ子の方が面白いと思いそうです(笑)

最後に

いかがでしょうか。

本当に大好きな作品なので、一人でも多くの方に読んでいただければと思います!

では、次の記事でお会いしましょう!

さいならー👋

漫画ゆー,少年漫画

Posted by ゆー