【ピンクとハバネロ感想】正直すぎて性格きついヒーローの隠れバイトが意外すぎる!【おすすめ少女漫画紹介】
妄想をすると、いつも壮大なストーリーばかり思いついちゃうsay(せい)です。
最近はなかなか自作漫画の創作ができていませんが、それでも「描きたいんだー!!」という思いはあるため、常に少女漫画の流行や描き方を勉強するために、漫画を読んでいます(素直に楽しんでいるだけだろう!)。
そんな私が「やっぱり面白いんだよなー」と思った少女漫画が「ピンクとハバネロ」という作品です。少女漫画好きなら絶対タイトル聞いたことあるはず!というくらい、かなり人気のある作品です。
当時私が漫画研究するために、少女漫画雑誌「マーガレット」を購入した際、第1話が連載していたのですが、まさかここまで人気になるとは思わず・・・(面白かったけど、ここまで話題になるとは、当時の私は想像もしていなかったです)
ということで、今回は人気少女漫画「ピンクとハバネロ」の紹介をしていきたいと思います。これから購入を考えている人には、ぜひ参考にしていただきたいです。
一部ネタバレを含みますので、苦手な方はご注意ください。
「ピンクとハバネロ」とは
ピンクとハバネロ 1
「ピンクとハバネロ」とは、人気少女漫画雑誌「マーガレット」で連載している漫画です。作者は「里中実華」先生です。
過去に何度も重版が決定するほど、今大注目の本作は、2024年2月現在7巻(8巻目は、2024年2月22日発売予定)販売されています。
あらすじは以下の通りです。
「私だって彼氏がほしい!」 恋愛経験ゼロで男子とのコミュ力皆無の麦が高校で出会ったのは、めっちゃイケメンなのに女子に超無愛想な黒瀬彗。あまりに失礼な態度でムカつく麦だけど、偶然、黒瀬の秘密のバイト先を知ってしまい!?
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-844598-4 より引用
痺れて悶えるラブコメディー、開幕!
気になる方は、まず「マーガレット」の公式サイトから試し読みすることができます。
おすすめしたい理由
「ピンクとハバネロ」のおすすめ理由は、以下の通りです。
- ヒーローの「黒瀬」のギャップがすごい
- 主人公の「麦」を応援したくなる
- 見せ場がよくできている
ヒーローの「黒瀬」のギャップがすごい
本作の魅力は、なんといってもヒーローの「黒瀬」だと思います。
彼は、顔はイケメンなのに、正直すぎて口が悪いところがあります(はっきり「嫌い」とかいっちゃうタイプです)。ほとんど笑わないので、周りからはちょっと怖がられている様子。別に悪い人ではないのですが、言い方がアレのため誤解されがちなのです。
しかし、そんな彼は隠れてアルバイトをしており、それが「騎士カフェ」というコンカフェです。そこでは、店員が騎士で、お客が姫というコンセプトのため、普段無愛想な彼もキラキラの笑顔で「いらっしゃいませ、姫!」とかいうんです!
この普段の姿と、バイト中の彼のギャップがたまらない!
主人公の「麦」を応援したくなる
主人公「麦」が素直で良い子です。私はどちらかというと、好きな主人公でした。
少女漫画にありがちな「おバカでドジっ子」「ふわふわ天然」「ひねくれている」というわけでもないし、「自分は陰キャなのに、陽キャと友達」というような違和感があるわけでもありません。
可愛い友達を見て「彼氏欲しい」と思ったり、クラスに馴染むのが苦手で友達を作れていなかったり、普通の女の子なら誰でも悩むような悩みを持っているため、共感性が高いです。
ヒーロー「黒瀬」を相手にしても、はっきり意見を言うことができるし、だからと言って嫌味があるタイプというわけでもない・・・こういう子、めっちゃ憧れます。
こういう風に、主人公に嫌味がないってめっちゃ重要ですよね!
どうしても登場人物が好きになれないと、漫画やアニメって見続けるのって難しいです(私も過去に、そういう理由から見るのをやめた作品があります)。だからこそ、こういう素直な主人公って、当たり障りないけど、癖がなくていいですよね。
見せ場がよくできている
とにかく毎話ごとの見せ場が素敵です。
「黒瀬」が上記で説明したような性格のため、世の少女漫画にありがちな「胸キュン」を期待するのが難しい・・・でも、そんな彼だけど「垣間見える優しさ」にグッときてしまいます。
「麦」もそれをきっかけに、少しずつ彼との距離を縮めます。
個人的な感想
ここでは、実際に読んだ私が感じた感想を述べます。これから購入しようと思っている方の、参考になれば幸いです。
- 主人公とヒーローがどちらも好き
- 笑いもあり
- 絵柄が可愛い
- 友達が男子ばかりで違和感
主人公とヒーローがどちらも好き
私個人的には、主人公の「麦」もヒーローの「黒瀬」も二人とも好きでした。それゆえに、読んでいて違和感や納得できないと思う部分も少なく、読みやすかった印象でした。
特に「黒瀬」のあの性格ゆえに、見せ場のシーンが一層グッときてしまいます。個人的に好きだったシーンは、合コン回。電車の音でかき消されてセリフがわからないのですが、「麦」のために怒ってくれている?「黒瀬」のシーンが印象的でした。
少女漫画志望として、表現方法が勉強になりました!
笑いもあり
ところどころクスッと笑えるシーンがあることで、だらだら恋愛をやっているわけじゃないのが読みやすかったです。
「麦」宛に脅迫文が届いた時の「黒瀬」の反応とか、彼女と彼の友達と遊びに行った時の友達のリアクションとか・・・そういう思わず笑っちゃうシーンもあります。
少女漫画志望と言いながら、恋愛ガツガツ漫画が苦手な私にとって、恋愛と日常のバランスがちょうど良い作品だなと感じました。ですので、ゴリゴリの恋愛が苦手な人におすすめできると思います。
絵柄が可愛い
絵柄は完全好みの話ですが、私は少女漫画であれば、どちらかといえば「キラキラ」しているものを好みます(人気漫画雑誌「りぼん」でいうと「酒井まゆ」先生や「柚木ウタノ」先生など・・・)。
最近は男性キャラがリアルテイストよりの色気ある男性が多い印象で(「Re:blue」の「キラ」とか、「きみとバラ色の日々」の「瀬戸原」みたいな!それはそれで良いのですが・・・)、こういうキラキラ男子の少女漫画が減った印象があります。こういう絵柄は、大体BLに移動しちゃった気がしています。
だからこそ、絵柄が良くて読みやすいなという印象を受けました。
友達が男子ばかりで違和感
唯一「ご都合っぽいなー」と思ってしまったのが、「麦」と仲が良い人が「黒瀬」の男友達ばかりなこと。もちろん、既存の友達はいるのですが、初めの頃はどうしても、「異性とうまく話せない」という割に、なぜ異性の友達ばかりできるのか謎でした。
陰キャ的な考えなのですが、異性と友達になるのってハードル高くないですか?ゆえに、そこだけ気になってしまいました(実際に、そこを突っ込まれる回もあるので、やっぱり気になる女子はいるよね)。
私も友達作り下手で、友達少ないので、そこは共感できました!
こんな人におすすめ
これらを踏まえて、私なりに「こんな人におすすめ」「こんな人は苦手かも」というのをまとめました。購入の際の参考にしてみてください。
- 素直な主人公を応援したい
- 不器用な優しさにキュンキュンしたい
- きつい言い方をするヒーローでも気にならない
- ゆっくり恋愛過程を楽しみたい
- 癖のあるヒロインが見たい
- 優しいヒーローが好き
- 早くイチャラブが見たい
- オーソドックスな少女漫画に飽きた
良くも悪くも王道の少女漫画です。ただ、ヒーローの口が悪いので(性格が悪いわけではない)、「もっと優しく包み込んでほしい」方はお気をつけください。
また両思いになっていく過程がゆっくりですので、「片思い」が好きな人にはおすすめです。むしろこんな二人が、どうやって両思いになっていくのか楽しみですよね!
最後に
今回は人気急上昇中の少女漫画「ピンクとハバネロ」の紹介をしました。
癖がなく読みやすいため、少女漫画初心者でも楽しめると思います。また、不器用なヒーローの優しさにときめくこと間違いなし!私にもこんな自分のこと気にかけてくれる人がいればなー(遠い目)
最後まで閲覧してくださり、ありがとうございます。
ピンクとハバネロ 1