【スケートリーディングスターズ】団体スケートで青春!?おすすめ理由と感想【テレビアニメ】

一度アニメを見ると、一気に見てしまうsay(せい)です。

アニメあるあるだと思うんですけど、「1話見た後放置して、しばらくして見始めたら面白かった」という体験。1話切り(1話見て、見るのをやめること)をしているというよりも、「続きを見るタイミングがない」ってことが私は多いです。

そんな感じで今回やっと見終わったのが、テレビアニメ「スケートリーディングスターズ」という作品。有名な監督さんが携わってたので、前から気になっていたのですが、なかなかタイミングがなくて…やっと見ることが叶いました!

ということで、今回は「スケートリーディングスターズ」のおすすめ理由と感想をまとめました。

ぜひこれから視聴する人の参考になれば嬉しいです。

本記事には、一部ネタバレを含みますので、苦手な方はお気をつけください。

この記事の著者
say(せい)

20代女性で、ピンクをこよなく愛する人間。物語の創作が好きで、オリジナル漫画や小説を作成している。
2ヶ月で40〜50話のアニメを10作品も視聴するほどのアニメ好き。好きなジャンルの一つにロボットアニメがあるため、今期ロボアニメを探すことが多い。
ゲームはアプリよりも家庭用ゲーム機派。「クラッシュバンディクー」シリーズや「ポケモン」シリーズを好み、ファミリー向けゲームを妹「ゆー」とプレイするのが日課。近年は「乙女ゲーム」にもハマっている。

「スケートリーディングスターズ」とは

テレビアニメ「スケートリーディングスターズ」とは、2021年に放送された作品です。「スケートリーディング」という架空の団体スケートに青春を捧げた男子高校生の物語です。

総監督は「コードギアス」で有名な「谷口悟朗」さん、キャラクター原案は「黒執事」で有名な「枢 やな」さんが携わっています。

あらすじは以下の通りです。

「君は一生僕には勝てない。」

ライバル・篠崎怜鳳からのその一言に、フィギュアスケートを辞めた前島絢晴。数年後、高校生となった前島は持ち前の運動神経をいかし、様々な部活の助っ人をしながら、何かに打ち込むことのない日々を過ごしていた。
ある日、前島はライバルだった篠崎がシングルからスケートリーディングへ転向するという記者会見を目にする。そんな前島の前に流石井隼人と名乗る少年が現れる。彼は前島が以前シングルで活躍していたことも知っている様子で、「俺には、お前が必要だ」とフィギュア団体競技・スケートリーディングの世界へ誘うのだった。

https://skateleadingstars.com より引用

主人公「前島」は元々実力持ちのジュニアフィギュアスケーターでした。しかしライバル「篠崎」の言葉から、フィギュアを辞めてしまいます。しかし辞めた後も、どうしても忘れられず、夜な夜な公園に行っては練習の毎日。

そんな中、突然「流石井」という男子高校生に「スケートリーディングで篠崎を一緒に倒そう」と持ちかけられます。半信半疑な状態のまま、彼のいう通り、エキシビジョンに強制参加されられたことをきっかけに、「前島」は改めてスケートをしたい気持ちを認めます。そして正式に「スケートリーディング部」に入部することを決意します。

団体スケート競技「スケートリーディング」について

本作に登場する「スケートリーディング」というスポーツは、架空の団体のスケート競技です。イメージとしては、アイスショーを5人1組で行っている感じです。

簡単なルール説明

ルールは以下の通りです。

架空のフィギュアスケート団体競技。
1チーム5人が一斉に滑り、技術点(ユニゾン性など)と
芸術点(構成、エンターテイメント性など)の合計で勝敗を競う。
3つのポジションがあり、各ポジションにつき必ず1人はいなければならない。

https://skateleadingstars.com より引用

つまり、5人1組で演技をし、技や完成度から得点を競い合うスポーツです。

実際は、どの技にどれくらいのポイントが与えられるのか、私たちは分かりませんが、アニメ内ではきちんと指標があるようです。また、ショートとフリーの2回に分かれています。

ポジション

上記のルールでも記載があった通り、この競技はポジションが存在しています。

  • ①リード:連続ジャンプ技の多いポイントゲッター
  • ②ウイング:ツイストリフトなどで空中を飛ぶ役割を主に担当
  • ③ガード:リフトやステップなどの演技面を支える
https://skateleadingstars.com より引用

「リード」

「リード」は、連続ジャンプなど難易度の高い技を披露することで、得点を稼ぐポジションです。それゆえに、レベルの高い選手が選ばれることが多いです。

また「リード」を中心にしたショーの構成にすることもあり、何かと目立つポジションだと思います。ちなみに主人公「前島絢晴」が、このポジションです。

「ウイング」

「ウイング」は、ペアやアイスダンスにある「リフト」という技を決める際、女性側になる(つまり、空中で飛ばされたりする側)ポジションを指しています。

実際に技を決めているシーンはありますが、本編で話題になることはあまりありませんでした。ちなみにこのポジションは、主人公チーム「戌尾ノ台高校」では、「望月暁光」がそうでした。

「ガード」

「ガード」はバランス型で、先ほどの「ウイング」の「リフト」の男性側(持ち上げたり、投げたりする側)に当たるポジションです。

主人公チーム「戌尾ノ台高校」では、「寺内正太郎」が当てはまります。

おすすめ理由

実際に見た私が感じた、おすすめ理由は以下の通りです。

  • オリジナルスケート競技が面白い
  • 競技を重ねて深まる絆をみて応援したくなる
  • イケメンが出てくる

オリジナルスケート競技が面白い

何と言っても、オリジナルスケート競技である「スケートリーディング」というものが面白いと思いました。

現実で言うアイスショーに近いのかもしれませんが、ありそうでなかった団体競技ということもあり、はじめは本当に存在する競技かと思いました。

say(せい)

よくテレビ中継で、フィギュアスケート観戦をするので、余計面白いと思いました。

5人で同時にジャンプを決めるシーンでは、タイミングが重要になっていきますので、それが重なった瞬間「わーーーっ!」と盛り上がりました。

アニメでは実況付きなので、実際に中継を見ているような気持ちになり、競技中は本当にスポーツ観戦をしているような気持ちになりました。

競技を重ねて深まる絆をみて応援したくなる

主人公「前島」「流石井」は彼らの野望のために、自身の学校の「スケートリーディング部」に入部を決意します。しかし部員は猛反対!それもそのはず「前島」は過去に一緒にフィギュアスケートをやっていた戦友であり、今更戻ってくることに納得できなかったからです(彼らも、すでにチームとして出来上がってきていたこともあります)。

しかし、ぶつかり合いながらも、互いを認め合い、最終的には「仲間」になります。その過程もわかりやすく、なおさら主人公の学校を応援したくなりました。

また、それは他校も同じです。

フィギュアスケートから転向してきた「篠崎」や「久遠寺」、元部員の「姫川」など他のチームにもそれぞれの目指すものがあり、彼らの絆や努力を知ることができます。ゆえに、どのチームも頑張ってほしいと思ってしまうわけです。

イケメンが出てくる

本作は「女性向けイケメンアニメ」にカテゴライズしても良い気がします。それくらい男子しか出てこないし、好みの方が見つかるのではないかと思いました。

また単体で推しを作るのも良いですが、チームの推しを作るのも良さそうですね!

個人的な感想

ここからは、私の個人的な感想になります。ネタバレを含みますが、少しでも参考になれば幸いです。

  • 「谷口監督」が女性向け作品?
  • 主人公たちが勝手すぎる
  • 「スケートリーディング」が熱い!

「谷口監督」が女性向け作品?

アニメの感想ではないのですが、ちょっとびっくりしたのが、本作の総監督を「谷口監督」がやっていたことでした。

彼といえば、「スクライド」や「ガンソード」など、どちらかと言うと男性向けバトルアニメを制作しているイメージがあり、そう言うものを好むファンがついていると思っていました(ちなみに私もこの監督さんのアニメをよく見てます)。

ゆえに、男子高校生の部活動といえば聞こえはいいですが、ぱっと見「女性向けアニメ」っぽいからびっくり!「谷口監督」ってこういうアニメもできるんだー(と、半ば失礼な)と思いました。

ただ見ていると、少しだけ彼らしい演出もあるように感じました。例えばOP,EDの映像ですが、まだ登場してない人は影になっていたり、物語が進んだことで、別のチームへ転向したキャラがいると、次の回から反映されていたりしました。

say(せい)

「谷口監督」といえば、こういう映像の変化をさせることで有名ですよね!

またキャラがたくさん出てくる作品にありがちな、「どんなキャラかわからない」という難点ですが、そこもうまく表現していました。

すでにフォーカスすべき存在を決めて、あとはそこまで掘り下げないことで、「全員なんとかしなきゃ感」がなく、違和感を感じることなく視聴できました。12話しかないのにすごいなー

主人公たちが勝手すぎる

実は初め、主人公たち「前島」「流石井」を良いとは思っていませんでした。

自分たちがライバル「篠崎」を倒したいがため、すでにチームとして完成された「スケートリーディング部」を利用するからです。しかも、反対されたら逆ギレ…完全に「なんだこいつ」って思ってました(完全に「桐山」と同じ考えだった私)。そういう意味では「寺内」は大人だったなー

「前島」ははじめ、まともに練習メニューやスケートリンクの管理をしておらず、「自分は滑りたいんだよ!」という気持ちが先走っていたので、どうしても応援できませんでした。

しかし、少しずつ和解してきたこともあり、結果彼ら含め応援できるようになりました。

「スケートリーディング」が熱い!

何度も書きますが、普通にスポーツとして面白かったです。

衣装は普通のスケートでは着ることのできないようなデザインだったし、5人で一つの演技をすることが興味深かったです。

各チームの試合を普通に観戦したくなりました(アニメなので、どうしても部分的な演出になってしまうのが残念でした)。

say(せい)

特に「前島」がある技を決めた時、ガッツポーズしそうになりました!

こんな人におすすめ

実際に見てみた後で、「こんな人におすすめ」「こんな人は苦手かも」という人をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

こんな人におすすめ
  • 架空のスポーツに興味がある
  • フィギュアスケートが好き
  • 青春や絆を感じる作品を好む
  • たくさんのイケメンやチームを応援したい
こんな人は苦手かも
  • リアリティのないスポーツが苦手
  • 自己中なキャラにいちいち腹が立つ
  • キャラが多くて覚えられない
  • 女の子が見たい

高校男子のスポーツアニメですので、男女問わず楽しめると思いますが、なんせ女性キャラがほとんどいないので、「女の子の活躍が見たい」人はご注意ください。

また主人公たちが結構わがままなので、それにイラついて辞めちゃう人もいるかも…ただ見ていくとだんだん変わっていきます(お互いに)ので、ぜひ最後まで見てほしいです。

最後に

今回は「スケートリーディングスターズ」のおすすめ理由と感想をまとめました。

こういうオリジナルスポーツって面白いと思っているので、これからもいろんなオリジナルテーマがあるアニメを探そうと思います。

最後まで閲覧してくださり、ありがとうございます。

アニメsay(せい),感想

Posted by say(せい)