【青春】女子高生がXXXに振り回される話【荒ぶる季節の乙女どもよ。】
高校生の時、帰り道にクレープを食べるのが青春だと思って実行してました、ゆーです。
大人になると、学生の頃とは違った悩みが出てきますよね。では、学生の頃って何で悩んでましたか?
今回は、悩みが絶えない高校生という時期に、【とある事】で振り回されてしまう女子高生を描いた漫画【荒ぶる季節の乙女どもよ。】を紹介いたします。学生ならではの疑問や葛藤がひしめきあうような作品です✨
本記事には、一部ネタバレを含む可能性がございます。知識0で読みたい方はご注意ください。
【荒ぶる季節の乙女どもよ。】とは
荒ぶる季節の乙女どもよ。(1)
【荒ぶる季節の乙女どもよ。(荒乙)】とは、【別冊少年マガジン】で連載されていた、青春学園ものです。原作は岡田麿里先生、漫画は絵本奈央先生が担当されています。
本作は8巻完結ですが、過去にはアニメ化やドラマ化するなど、様々な媒体で親しまれています。
あらすじは以下の通り。
文芸部に所属する和紗を含めた5人。
ある日、部員の1人が呟いた【死ぬ前にしたいこと】が引き金となり、彼女たちは【性】に振り回されることとなる…。
そんな中、和紗は幼なじみ・泉のもとを訪れると、彼のとある行為を目撃してしまい…⁉
和紗を含めた5人が、それぞれ違った形で【性】に振り回されながらも、正解のない答えを探し続ける青春ものになっています。
【性】をテーマに扱っているものの、全然下品な感じはなく、女性でも読みやすい作品となっています。
見どころ
【荒乙】の見どころは以下の通りです。
- 文芸部の5人が違った魅力を持っている
- 「悩んだり」「すれ違ったり」これぞ青春!
- どうしても話しにくいテーマ【性】について
文芸部の5人が違った魅力を持っている
本作の魅力は、同じ【性】というものに振り回されながらも、異なる状況下に置かれた文芸部の5人だと言えます。
【幼なじみ・泉との関係に悩む】和紗、【儚く美しいがどこかつかめない美少女】新菜、【男の子に苦手意識を持っている】百々子、【秘密のサイトで内緒のやりとりをしている】ひと葉、【恋愛なんてくだらないと決めつける】り香。
彼女らの心情や行動に変化が生じ、成長していく姿は見どころといっても良いでしょう。
中でも私は、和紗とり香が好きでした。2人は、ベクトルは違う地味なタイプですが、それぞれ同級生の男の子に悩み振り回される姿が、恋愛漫画を読んでいる気分になり、とてもハマってしまいました✨
特に好きなシーンは、以下の通りです👏
- 和紗:文化祭の最後
- り香:作文の朗読
彼女たちが、嬉しそうで幸せそうな姿にグッときます。ただ、誰かだけが出てくる恋愛漫画ではなく、5人が良い感じに絡み合うからこそ、より面白いと感じました。
地味な和紗の恋の相手は、イケイケな幼なじみ・泉です。
よくある恋愛漫画だと、地味な彼女になぜかかまってくれる幼なじみというパターンが多いですが、泉は和紗の様子をみて、距離を置こうと考えてしまったり…少しリアルな関係だったからこそ、ついつい応援してしまいました✨
「悩んだり」「すれ違ったり」これぞ青春!
本作のテーマである【性】について、悩んだりするのはもちろん、部員の友情や心情に戸惑ったりする場面は、【THE・青春】という感じです。
少しずつ成長していく彼女らですが、ペースはそれぞれ。そのため、お互いを理解できなかったり、打ち明けるのが難しかったり…。そんな姿をみているからこそ、分かり合えた時が本当にうれしかったです。
また、部員を守るための行動力も、実際のところはさておき、とても青春みを感じました✨
どうしても話しにくいテーマ【性】について
学生時代に限らず、社会人になっても中々話しにくいテーマである【性】。現在は、義務教育でも深く教えるべきだ、という声もありますが、中々難しいですよね😅
ですが、命にかかわるかもしれない【性】というテーマは、もっと寛容的になる必要もあるのかな?とは思います。とはいえフィクションの影響で、間違った情報が流れるのも怖いですよね…。
だからこそ【荒乙】は、フィクションだけど【性】というテーマを寛容的にしていく手段としても魅力的だと思います。何かしらヤバい行為が描かれるわけでもなく、青春に上手く絡ませた作品だからです。
もしかすると、誰かの【性】について考えるきっかけになるかもしれません。
こんな人にオススメ
青春を感じたい人は必見です。
- 青春ものが読みたい
- 悩み葛藤する少女に興味がある
- 【主人公が複数人いる】みたいな作品を好みがち
- 【性】について悩んでる
- 恋愛漫画でも問題ない
- 社会人ものが読みたい
- 男の子がメインの物語に興味がある
- 恋愛ものが苦手
- 【性】がテーマであることに嫌悪感を覚える
- 地味なヒロインにイライラする
どうしても【性】と【恋愛】は紐づいてしまうため、恋愛漫画が苦手な人は注意が必要です。またテーマである【性】について、悪いイメージを持っている方は読みにくいかもしれません。
ですが、こういった悩みを通して成長していく女子高生を見守ってみるのも面白いと思います。地味な少女たちですが、そこにとどまり続けるわけではなく、頑張って変わっていこうとするからです。
最後に
いかがでしょうか。
少しでも読みたいと思ってもらえたら嬉しいです。
また、「本作を読んでみたいけど、書籍か電子かどっちがいいのかな?」と悩んだ方は、以下のブログを参考にしてみてください。
では、次の記事でお会いしましょう!
さいならー👋