【シンカリオン劇場版】おすすめ理由と感想をロボアニメ好き女子が語る【新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X】
女子だけどロボアニメが好きなsay(せい)です。
ロボアニメというと、どうしても昭和アニメや深夜アニメをおすすめされがちですよね。もちろんそちらも好きですが、私は子ども向けロボアニメがめちゃくちゃ好きなんです。子ども向けだからできる王道展開に、何度も熱くなります。
今回は人気子ども向けロボアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」から、劇場版「新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」を紹介します。熱いロボバトルだけでなく、親子の物語にも触れた、たいへんハートフルな作品となっております。
本記事には、一部ネタバレを含みますので、苦手な方はお気をつけください。
劇場版「新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」とは
劇場版「新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X(以下、劇場版シンカリオン)」とは、2019年に公開された人気ロボアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」の映画です。あらすじは以下のとおりです。
地球を奪うため、新たな敵・ナハネ、オハネフそして謎の巨大怪物体が宇宙から現れた!
そのすべては、超進化研究所が密かに開発を進めていた「シンカリオン ALFA-X」が鍵を握っている…!?
平穏な日々を過ごしていたハヤトら<チームシンカリオン>の戦いが再び幕を開ける――!!突然の敵の攻撃により父・ホクトが行方不明になってしまい、不安を隠せないハヤト。そこに現れたのは、なんと時空を超えてやってきた“9歳のホクト”だった! 光の粒子に包まれてタイムスリップしてきた<少年ホクト>は、地球を守るため、そして元の世界に戻るため、最新技術を結集し完成した「シンカリオン ALFA-X」の運転士になることを決心する。二人の想いとともに、北海道支部・山形支部・大宮支部・名古屋支部・京都支部・門司支部から集結した<チームシンカリオン>は宇宙最強の敵に立ち向かう!
チームシンカリオンは日本の平和と安全を守ることができるのか!
https://www.shinkalion.com/series1/movie/story/ より引用
ハヤトは父・ホクトと再会することができるのか!?
地球外からきた敵と戦っていた主人公「ハヤト」とその父「ホクト」。しかし戦いの中、息子を助けようとした父親が戦いの中行方不明に!彼が元々いた場所には、一人の少年が現れたのです。それがどうやら、幼い頃の「ホクト」だったのです。最初こそうまく馴染めなかった彼ですが、「ハヤト」をはじめとする仲間たちと向き合ううちに、次第に打ち解けていきます。
「子ども時代のホクト」を通して、改めて親子という大切さを実感できるストーリーとなっております。
また、新たなシンカリオン「シンカリオン ALFA-X」が登場します。とてもかっこいいのでぜひみてほしいです。
おすすめ理由
本作のおすすめ理由は以下のとおりです。
- 親子愛を感じることができる
- シンカリオンが集結するところがかっこいい!
- テレビアニメを知らなくても楽しめる
親子愛を感じることができる
本作のテーマとしても「親子」が挙げられます。
主人公「ハヤト」は新幹線が好きな少年ですが、そう育ったのは紛れもなく父「ホクト」の影響です。そんな父も、幼い頃は彼と同じように新幹線が好きでした。だからこそ、「幼い頃のホクト」と話が噛み合うのです。
そして、ストーリーが進むにつれて、「幼い頃のホクト」が「ハヤトの父」であることが判明します。それを知った「ハヤト」と「ホクト」の関係は、なんとも言えない状態ではあるものの、敵との交戦も踏まえて、次第に様々な決断をしていきます。とにかく怒涛の展開と、「親子愛」をとても感じるシナリオに、ハンカチなしではみられないです。
エンディングとその後の映像をしっかりみていてください。まじで泣けるから!
詳しいことは「個人的な感想」欄で記載しますが、とにかく親子に物語に弱い私は、涙が出そうでした。
シンカリオンが集結するところがかっこいい!
こちらをご覧ください。
今回の見どころは、「シンカリオンが集結すること」だと思います。
テレビアニメでは、様々なシンカリオンが登場します。時には外部の作品とのコラボもしており、過去に「初音ミク」「エヴァンゲリオン」などがコラボしています。
そんな過去に出てきたシンカリオンが集結するのです!テレビアニメを視聴していた方はもちろん、みたことなくても「ロボットがめっちゃ並んでる!」と熱くなること間違いなしです。
テレビアニメを知らなくても楽しめる
テレビアニメの劇場版と聞くと、どうしても「テレビアニメを見ていないと楽しめないのでは?」と考える方もいらっしゃると思います。
しかし、本作はテレビアニメを視聴していなくても楽しめる作品となっております。確かに100%初見となると、完全に内容を把握することは困難ですが、ぶっちゃけパッションで楽しむことができちゃうのがポイント!
テレビアニメのシンカリオンって、全76話もあるし、全部観るのは正直大変です・・・
なぜテレビアニメを視聴していない方でも楽しめるのかというと、それは「実在する新幹線が登場するから」です。完全オリジナルだと抵抗感がありますが、本作は実在する新幹線(「はやぶさ」や「のぞみ」など)がロボットに変形するため、親近感があります。
実際に視聴した後に、実際の新幹線に乗って旅行とか素敵ですよね!
個人的な感想
テーマがまさしく私好みだったこともあり、おすすめ理由と近いことが書かれていることはご了承ください。ネタバレを含みますので、ご注意ください。
- 「シンカリオン」集合が熱すぎる!
- 親子愛に涙しそうになった
- 一種の時空移動
- 主題歌が良い
「シンカリオン」集合が熱すぎる!
上記の説明や、動画を視聴してくださった方は納得してくださると思いますが、とにかく「シンカリオン」が全車集結するところが胸熱でした!
特に敵のアジト(これまたデザインが超かっこいいので、見て欲しい)から、全車両が駆け降りて、シンカリオンに変形するシーン。しっかりOPが流れていて、それまた展開の盛り上がりを加速していました。
からの一斉攻撃!それぞれの「シンカリオン」の見せ場があり、畳み掛けるようなバトルシーンは、作品を知らない人でも一緒に熱くなれると思います。
親子愛に涙しそうになった
私自身が「親子」の物語に弱いこともありますが、本作で見られる「ハヤト」「ホクト」たち親子の愛情に泣きそうになりました。
突如現れた「ゴジラ(特別出演)」の攻撃から、息子を守ろうとした父親が、時空に飛ばされてしまいます。まずこの時点で、息子を命をかけても守ろうとする父親像に、うるっときました。
そしてその代わり、現在に飛ばされてしまった子供の頃の「ホクト」。幼少期の彼が根暗な児童だったことに、若干ショックを隠せませんでしたが(父親の時の熱いイメージがあるから、意外だったというか・・・)、だんだん打ち解けあってきた頃には、彼の良さにも気づき始めました。
辛いのは「こどものホクト」が自分が過去からきた存在だと気づいたシーンです。
青函トンネルをきっかけに、自分はこの時代の人ではない、そして自分は「ハヤト」の父親なんだということに気づいてしまいます。だから、自分は元の世界に帰って「父親のハヤト」を助けなければいけないと思うのです。確かに彼は父親ですが、子供姿の時は友達という感覚に近かったこともあり、別れがとにかく辛かったです。ただ父親が帰ってこないというのも、同時に辛いんです。辛さが一気に来るというか・・・
だからこそ、最後の共闘はすごく熱くなったし、別れのシーンはめっちゃ感動しました。
ただ感動はここで終わりません!エンディング前後をしっかり見ていただくとわかるのですが、「ハヤト」たち家族の成長物語を遡っているのです。つまり現在の「ハヤト」から、彼が生まれるまでの軌跡が描かれているのです。思い出がアルバムのように流れています(ちなみに、両親だけのシーンもあって、ニヤッとしますね)。
それがとにかく「家族っていいなー」って思わせるんです。「ハヤト」が新幹線が好きになったのは、「ホクト」の影響でした。幼い頃から、家族でいろんなところに連れて行ってくれたから、「ハヤト」は新幹線を好きになったんです。
私たち双子も、小さい頃から両親にヒーローショーやポケモンのイベントにたくさん連れて行ってもらいました!そのおかげで、今があります
そして最後のセリフで、生まれたばかりの「ハヤト」に「ホクト」がある言葉をかけるのですが、それがまた良い!素晴らしい演出すぎるので、ぜひご自身の目で見てください。
一種の時空移動
今回の一種の事故により、時空へ飛ばされてしまった「ホクト」。父親はどこへ行ったのか気になりますが、そこは置いておいて・・・
最後の「ホクト」のセリフを踏まえると、「ハヤト」たちと出会った「子どものホクト」が、大人になって「ハヤト」を産んだ(というと語弊がありますが笑)ということになります。
てことは、彼が時空転移することは、歴史的な流れで決まっていたということでしょうか?でないと、ちょっと矛盾が発生してしまう気がします。
今回はこの現象について言及する記事ではないので割愛しますが、こういうSF的な展開も好きなので、機会があれば考察でもしてみようかなと思います。
ある程度答えは出ています。ただ一番は「素直に楽しもう」ですので、気にせずにワクワクしましょう
主題歌が良い
他にも色々言いたいことがあるのですが、本編とちょっと違う目線から一つお話しします。
それが今回の主題歌である、「BOYS AND MEN」さんの「ガッタンゴットンGO!」です。これがめっちゃ良い曲でした。
元々、テレビアニメのOPも務めていた「BOYS AND MEN」を、劇場版でも起用してくださっているところに、テレビアニメへの愛を感じました。
そして子ども向けらしいメロディと、どこか旅の出会い別れを感じさせるテーマが、本作をイメージさせます。
とにかく、劇場版シンカリオンを見た人は、鬼リピ確定です!
こんな人におすすめ
実際に視聴した私が考えた「おすすめしたい人」「苦手な人」は以下の通りです。これから視聴されるからの参考になれば幸いです。
- 「シンカリオン」が好き
- 新幹線が好き
- 変形ロボが好き
- 家族愛に感動したい
- 親子でアニメ映画を見たい
- ロボットに興味がない
- バトルものが苦手
- 親子愛に苦手意識がある
- 王道展開に飽きた
やはり子ども向けアニメなので、親子で見てほしいです(もちろん友達や一人で見るのだって、全然あり!)。それくらい、家族っていいなーと思える作品です。
ただ反対に、家族にはいろんな形があるので、そういう部分で苦手意識があったり、王道展開に飽きてしまった方には、やはり子ども向けアニメをおすすめするのは難しいと思っています。
ロボットが好きな人は、騙されたと思って一度見て欲しいです。拍子抜けするくらい、結構しっかりできています。
最後に
今回は劇場版「新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」を紹介しました。
テーマ性もロボアニメとしても良作であり、老若男女見てほしい劇場版アニメだと思っています。子どもアニメと侮るべからず!
また「シンカリオン」の今後の展開も、ぜひ一緒に応援しましょう!
最後まで閲覧してくださり、ありがとうございます。